木の柱が並ぶ回廊を歩く、緑系のジャケットを着た男性の後ろ姿
グレーのジャケットとネクタイを身につけた男性の胸元アップ
ベージュのジャケットと茶系のパンツを合わせ、椅子に座り足を組む男性の手元アップ
ベージュのジャケットを着た男性が窓際に立つ後ろ姿
テーラークラモチのGentlemen's Sprayとレザーバッグ、チェック柄の生地
グレーのチェック柄スーツを着てベンチに腰掛け、腕を組む男性
緑系のジャケットの胸ポケットにチーフを挿した胸元アップ
ブラウンのジャケットの肩から袖にかけてのアップ
ベージュのスーツを着た男性が瓦屋根の街並みを背景に歩く
マスタードカラーのジャケットを着た男性の背中のアップ
グレーのジャケットとピンクのネクタイを合わせた男性の胸元アップ
緑系のジャケットのボタンを留めた胸元アップ
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TAILOR KURAMOCHI

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新郎のタキシードは何色を選ぶ?黒・ネイビー・カラー衣装の考え方

著者:テーラークラモチ代表 倉持悠也

新郎のタキシードは、伝統的なブラックタイに沿うなら黒やミッドナイトブルーを軸に選びます。自由度の高い婚礼衣装なら、ネイビー、ベージュ、ブラウンなども候補です。ただし「何色でも同じ格式」という意味ではありません。式の時間帯と服装の方針を確かめ、会場・花嫁衣装・挙式後の用途を重ねると、選ぶ理由が明確になります。

白いシャツと黒い蝶ネクタイを合わせた濃紺のタキシード
画像出典:旧ブログ「タキシードの正しい色とは?」。過去の掲載例であり、現在の生地在庫を示すものではありません。

まずは伝統的な礼装と婚礼の演出を分ける

タキシードは本来、夜の礼装です。ブラックタイの基本は、タキシードの上下、礼装用の白シャツ、黒い蝶ネクタイ、カマーバンドまたはベストなどを組み合わせた装い。黒いビジネススーツを着れば同じになるわけではなく、襟の拝絹やパンツの側章、小物まで含めて考えます。

一方、日本の結婚式には、昼の挙式やガーデン、レストランでの披露宴など、さまざまな形式があります。日中だから明るいタキシードが正式、という単純なルールではありません。伝統的な昼の礼装を求めるのか、演出に合わせた婚礼衣装でよいのかを、式場担当者と先に確認しましょう。海外挙式でも現地の会場や挙式の規定が優先です。

黒・ミッドナイトブルー・カラー衣装の選び方

黒:端正さと明暗のコントラストを重視するとき

黒は伝統的なタキシードの基本色です。白いシャツやドレスとの対比がつきやすく、襟の艶と身頃の質感を見せられます。地味に感じる場合も、色を増やす前に、シャツ、白いチーフ、ブートニアを合わせた全身で確認すると印象が変わります。

ミッドナイトブルー:濃い青の表情を楽しみたいとき

黒に近い深い青も、クラシックなタキシードの選択肢です。ただし、青みの強い一般的なネイビーとは分けて考えます。照明や織り方で見え方が変わるため、小さな生地見本だけで「黒より軽い」「必ず黒く見える」と判断しないこと。自然光と室内照明の両方で、襟との色差まで確認しましょう。

明るいネイビー・ベージュ・ブラウン:式全体の配色から選ぶ

自由な装いが認められる式では、青みのあるネイビーやアースカラーも候補になります。当店のウェディング案内でも、ベージュ・ブラウン・グリーンなどのカラーウェディングスーツを紹介しています。これらを、厳格なブラックタイでそのまま使える衣装と同一視しないことが大切です。

例えば、木や緑の多い会場で柔らかな雰囲気を目指すならベージュ、落ち着いた秋の配色ならブラウンという考え方があります。ただし色の印象は組み合わせ次第です。背景と衣装が近い色なら輪郭が埋もれないか、ブーケや装花と色が競合しないかを見比べてください。

襟・生地・花嫁衣装まで合わせて試着する

代表的な襟は、丸い曲線のショールカラーと、襟先が上を向くピークドラペルです。前者は柔らかく、後者はシャープに見せやすいものの、襟幅や肩の形でも印象は変わります。顔立ちや体型だけで決めつけず、全身のバランスで選びましょう。

花嫁衣装の白にも、純白や生成りなどの違いがあります。ドレスの写真と生地見本を並べ、可能なら同じ照明で確認すると比較しやすくなります。スマートフォン写真は明るさや色が補正されるため、画面だけを基準にしないのが安心です。

  • 立ち姿だけでなく、座る・腕を前に出す動作も確認する
  • 当日使うシャツや靴を合わせ、袖口・裾・首まわりを見る
  • 挙式と披露宴で照明や会場が変わる場合は、両方を想定する

挙式後にスーツとして着るなら注文時から設計する

当店の「Phase 2 Tuxedo」は、着脱可能な拝絹・側章を用いて、挙式後にスーツとして使うことを想定した設計です。どのタキシードでも、後から同じように変更できるという意味ではありません。対応する生地・仕様、ボタンの変更、費用は注文前に確認してください。

再利用先が仕事なら、職場で着やすい色柄かも判断材料になります。ただし、再利用だけを優先して挙式で着たい雰囲気を諦める必要はありません。「式での完成形」と「式後の使い方」を二つに分けて相談すると整理しやすくなります。

価格と相談時期の目安

2026年10月15日確認の公式料金表では、タキシードは税込109,800円から、ウェディングスーツは税込89,800円からです。生地や仕様、小物、追加オプションによって総額は変わるため、希望内容を揃えた見積もりで比較してください。

ウェディングの公式案内では、仕立てに4〜5週間ほど、相談は挙式の2か月以上前を推奨しています。これは目安で、希望日までの完成を保証するものではありません。前撮りが先ならその日を最初の着用日として伝え、試着・調整・受け取りの予定まで相談しましょう。

まだ色が決まっていなくても、会場とドレスの写真、挙式・前撮りの日程、予算、挙式後の着用予定があれば相談の手掛かりになります。来店予約ページから、ご希望をお聞かせください。

参考情報・確認日

ブラックタイの構成はEmily Post、襟などの仕様はDebrett’s、黒・ミッドナイトブルーの位置付けはFavourbrookのディナージャケット案内を参照しました。店舗情報は上記の公式料金・ウェディング案内に基づきます。原記事:タキシードの正しい色とは?。情報確認日:2026年10月15日。

テーラークラモチについて

埼玉県川越にある、完全予約制のオーダースーツ専門店です。総毛芯・一枚襟を全プランの標準仕様とし、59,800円から本格的な一着をお仕立てします。生地選びからお仕立てまで、専門のフィッターが一人ひとりに合わせてご提案します。