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カジュアル, コート, スーツ

秋冬シーズンは「重い」生地でオーダー

2020

秋冬シーズンは「重い」生地でオーダー

本格的な冬のシーズンに向けて、だんだんと納品させていただくスーツやジャケットが「重く」なってきました。

「スーツやジャケットで重い???」となった方もいらっしゃるかもしれません。

言葉通り、生地の重さが重い生地、軽い生地というものが存在します。

スーツの生地などで使われる「目付け」という言葉

生地を扱う際に、その生地の品質を判断するのに「目付け」を確認します。

目付けとは、250gmsや290g/mのように表記されます。

一般的に目付けの数字が低い方が薄く「涼しい」

目付けの数字が高い方が厚く「暖かい」

といったように、その生地がどのシーズンに適しているかの判断材料になります。

最近の納品は、これから寒くなる(もう寒いですが、、、)シーズンに向けてのオーダーですので、厚みのある生地、つまり「目付けの高い生地」を使用したスーツ、ジャケットが多くなっています。

目付けの高い厚みのある生地「フランネル」

目付けの高い生地に「フランネル」があります。

秋冬生地の定番なので、ご存知の方も多いはず。

より多くの空気を含むため保温性が高く、縮絨という工程により厚み、重さを持ちます。

目付けは300gmsから450gmsくらいまでが一般的です。

目付けの高い生地「ツイード」

こちらも秋冬の定番生地ツイード。

ツイードは、生地を作る縦糸横糸自体がかなり太いものを使用します。

そのため織ると重くなり、肉厚な生地に織り上がります。

独特の風合いと色合いが特徴です。

ツイードの目付けは400〜500gmsくらいです。

生地の重さ、目付けを考えるオーダー

このように生地にはシーズンに合わせ最適な重さがあり、着用したいシーズンに合わせて考えていきます。

このことを踏まえると、コートのような冬場に活躍してくれるアイテムでも「生地の目付けが低い生地(軽くて薄い生地)」を使用することで、着用するシーズンの幅を広げることができます。

軽さのあるコットンの生地で仕立てたトレンチコートです。目付けは280gmsほど。

春先も着用できるため、スプリングコートなどの種類にも分類されます。

 

コートだけでなく、スーツやジャケット生地にも様々な重さの生地が存在します。

オールシーズンのスーツが揃ってきた方などは、より季節感を感じられるような、そのシーズンごとの目付けを採用し、オーダーしてみてはいかがでしょうか?

 

 

ツイード、フランネル、目付けの重い生地についてきになる方は、LINE@にて相談を受け付けています。ご予約もこちらから!!

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