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仕立て屋のネクタイの結び方

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仕立て屋のネクタイの結び方

様々な書籍の中で多く見られる記述は、現代の最もクラシックなネクタイの結び目は、ダブルノットであると見ます。確かにダブルノットは昔からの基本的なネクタイの結び方です。

しかし、スーツのスタイルやシャツの襟の種類によって、ネクタイの結び方は変化してもいいと考えます。

紹介する結び方以外にも、様々な結び方が存在し、時にはアレンジされ形の変わった結び方などもあります。

しかし、一般的かつ、実用性の高い結び方を、綺麗に結べた方が日常では効果的です。

そのような、基本的な結び方をご紹介します。

基本のシングルノット

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シングルノットとはその名の通り、ネクタイを一回巻きつけた一重巻きの結び方。

元々はラルフローレンがワイドな幅のネクタイを生み出す前の結び方だそうです。

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厚みのあるカシミア素材やニット素材などを結ぶ際に、適した結び方です。タイのノット部分を小さくしたい時にオススメです。

長めのネクタイの時にダブルノット

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ダブルノットとは二重巻きの結び方です。

最も基本的な巻き方だけに、しっかりとした形を保ちたい結び方。

きつく締めても良いし、緩く締めても整う万能な結び方です。

左右対象の結び方、ウインザーノット

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イギリスのフィリップ殿下などはこのウィンザーノットを好んでよく結んでいます。

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イギリスのファッションアイコンでもあるウインザー公の行きた時代、彼の結び方はとても伝統的なものです。

ノット部分は大きく、三角形の形に整えられます。

体にあったネクタイの長さも綺麗に結ぶために必要

正しいネクタイの長さは、ウエストラインまでネクタイの大剣先が着ていれば問題ありません。

ベルトをする人は、ベルトの上に先がかかるくらいがちょうど良いです。

当店でも大柄な人は、ネクタイの長さを指定してオーダーする方も増えています。

正しいネクタイの位置を守るためにも、ネクタイの長さは、体に合ったものを選びたいですね。

シャツとネクタイの関係

ネクタイの締め方によって、ノットの部分の大きさが変わることはわかっていただけたかと思います。

ネクタイの締め方を選ぶ際に、ネクタイの素材や長さ、厚み以外に、シャツの襟の形を基準に考える場合もあります。

ワイドカラー

ワイドカラーは最も使用される襟の形です。ダブルノットなどが適しています。

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レギュラーカラー

やや襟の開きが狭いレギュラーカラーやタブを使用したタブカラーなどは、すっきりとシングルノットなどが適しています。

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ホリゾンタルカラー

襟の開きが広いホリゾンタルカラーなどは、ノットの大きくなるウインザーノットが適しています。

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高橋一生さんのネクタイの結び方

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(民衆の敵 公式ツイッターより)

衣装を担当させていただいた高橋一生さんは、劇中のネクタイはウインザーノットで締められているようです。

ワイドカラーのシャツに合っていますね。

議員さんのネクタイの締め方を調べてみると、ウィンザーノットが多く見られたことも関係しているのでしょうか。

 

お体にはもちろん、ネクタイの結び方でも仕様を変えるような「オーダーメイドネクタイ」も承っております。

サイズはもちろん、結びやすさが段違いに優れたギミック(特許)もございますので、気になる方は詳しく見てみてください。

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