スタイリングテクニック
洋服において、男性の選択肢は狭いと言われます。
しかしだからこそ奥深いと考え、私達は着手であるお客様のパーソナリティを最大限に引き出す一着を仕立てる事に集中します。
かつて人々を魅了する数々のアートを生んだミラノ郊外の小さな町『ORENO』の様に、お客様にとっての唯一無二の存在になれる事を祈って。
この記事は「スタイリングテクニック」カテゴリーの記事
洋服において、男性の選択肢は狭いと言われます。
しかしだからこそ奥深いと考え、私達は着手であるお客様のパーソナリティを最大限に引き出す一着を仕立てる事に集中します。
かつて人々を魅了する数々のアートを生んだミラノ郊外の小さな町『ORENO』の様に、お客様にとっての唯一無二の存在になれる事を祈って。
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2019/04/19
オーダースーツやオーダーシャツは仕立てた経験がある方も多いと思いますが、オーダーネクタイとなると殆どの方が経験した事ないと思います。
実はネクタイの長さって、極端な話しネクタイごとにそれぞれ違っていて決まった長さがないという事を皆様はご存知でしたでしょうか?
大体の場合は140cm〜160cmとなりますが、ブランドなどによってもその長さの傾向は変わってきます。
ですので、身体の大きさやネクタイの長さによって長すぎたり短すぎたりという事が出てきてしまいます。
《ブログ「ダサい着こなし」より〜典型的なネクタイが短い例〜》
また、結び方によっても必要な長さは違うのでいつも比較的簡易的なプレーンノットで結ぶ方はネクタイが長すぎたり、ボリュームのある結び目のウィンザーノット等で結ぶ方は短かすぎたり、という事があるのです。
ちなみに私の場合はいつも前者で、海外ブランドのネクタイ等は長く作られている事が多く、最悪の場合長すぎた小剣をパンツの中にタックインする事になっています。笑
これでは、せっかく気に入った色柄のネクタイを買ってもどこか違和感を感じてしまい満足出来ないものになってしまっては勿体ないわけです。
この問題をオーダーネクタイが解決してくれるんですね。
首周りのサイズとパンツの帯までの長さ、いつも結ぶネクタイの結び方を知る事で本当に自分サイズのネクタイが完成します。
ネクタイの結び方の上手下手を左右する、ディンプル問題。
皆様はいつも上手にディンプルを作れていますでしょうか?
上手にディンプルを作れていないという方、実はそれは結び方のせいではなく、そもそものネクタイの問題かもしれません。
実はネクタイの中には毛芯というのが入っており、その素材や厚さ等によってもディンプルが作りやすいものとそうでないものがあります。
当店のネクタイ工房では、約20種類の芯地の中から厳選したものを採用した結果、抜群にディンプルが作りやすいネクタイに仕立て上がります。
さらには、セッテピエゲやディエチェピエゲといったネクタイになるとダブルディンプルも簡単に出来てしまいます。
これは好きな方には感動すら感じて頂けると思います。
オーダーネクタイの場合、一本一本ネクタイのシルエットまで変えて仕立てています。
シルエットとはどういう事かと言うと、一般的にいう大剣幅の大きさだけではなく、結び方や結び目の大きさの好みというところまでアプローチします。
そうすると、同じ大剣幅のネクタイでもこれだけの種類のパターンが必要になってきます。
《こちらは全て8.5cm幅のネクタイ》
《ワインボトルの様に曲線を描くボトルシェイプのネクタイ》
さらにハンドメイドで一本一本を仕立てる事で曲線的なシルエットも作り出す事が出来ます。
すると、結びはかなり小さく大剣幅は広いという様な通好みなネクタイを仕立てる事も可能となってくるのです。
最後にネクタイにまつわる悩みで多いのが、結び目を作る際にどこから始めたら良いかという悩み。
大剣が思った長さで結べず、毎朝忙しい中で2回3回は結び直すよ、という方も多いハズです。
これもオーダーネクタイは解決してくれます。
それがこの結び開始の位置を教えてくれる、【結び目ポイント】。
ココから結び始めてくださいね、というポイントに糸で印を作っています。
これによって、もう一切結び直す手間がなくなります。
忙しく働くビジネスマンにとって、朝のちょっとした身支度の時短というのは想像以上に気持ちが良いと思います。
是非一度、オーダーネクタイも試してみてください♪
きっと癖になってまたオーダーしたくなると思います。笑
この記事を書いたのは「倉持悠也」
筆者「倉持悠也」について
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大学卒業後勤めた会社で上場、倒産、新会社の立ち上げという激流に流されたTwenties。
自ら城を築くべく、「俺のTailor」を立ち上げる。
しかし、経営者の道のりこそ激流だと気付いたRecentry。
趣味はサーフィン、出来れば南の島で時の流れに身を任せたい。