スーツ
ビジネスウェアを必要とする多くのビジネスマンや経営者、起業家、ビジネスに成果を求める人。
あなたのキャラクター、体型を最大限に活かした飽きのこない実用的な服「リアルクローズ」を、俺のTailorは提案いたします。
この記事は「スーツ」カテゴリーの記事
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私は新卒の新入社員として俺のTailorに入社し、まずオーダースーツを3着揃えました。
確かに「オーダースーツの店員が、オーダースーツを仕立てる」ということは当たり前の様に聞こえます。
しかし仕事の内容が「お客様のスーツを作る」ということだけであって、「毎日スーツを着る」ということに関しては、スーツを着るご職業の皆様と変わりのないことです。
まず、これはよく言われるお話しですが、スーツを3着揃える理由に「スーツ着用後2日休ませ、一週間3着でローテーションできる」ということがあります。
スーツの生地は、羊の毛であるウールを使用して作られています。
ウールは水分や臭いを吸収し、放出するというとても優れた機能を持っています。
放出する際、ウールは表面にあるスケールという鱗状の表皮を開きます。
この状態で、ウール同士が擦れ合ってしまうと、生地のダメージの原因になります。
そのため、2日間というのは「ウールがスケールを開き湿気を放出し、それが通常の状態に戻るための期間」なのです。
スーツを3着揃えることで、スケールの回復のため、スーツを休ませることができます。
木村人間の髪にもウールと同じスケールが存在します。「濡れたまま放置すると痛む」のは髪の毛もウールも同じですね。
ビジネス以外での着用で大きなイベントというと、結婚式。特に20代のうちは参列することも多いのではないでしょうか?
最初に揃えるべき、スーツはやはり使用場面を考え、できるだけ多くの場面にて着用したいところです。
そんな時、絶対に一つは持っておきたいスーツが、店主倉持もいう「ミッドナイトブルー」のスーツです。
ミッドナイトブルーというのは、濃紺の色を言います。
非常にトーンの暗いネイビーのため、夜間の着用時には、ブラックよりも黒く見える様なことも言われます。
夜のフォーマルシーンで正礼装のタキシードでも使用される色でもあり、格式の高い色です。
実際に当店にて新郎衣装を仕立てていただく際にも、ミッドナイトブルーの生地をお勧めすることは多いです。
紺色なので、もちろんビジネスシーンでも着用できますし、非常に品格のある美しい色なので、高いファッション性も兼ねています。
ちなみに、日本フォーマル協会によるとお通夜などの喪のフォーマルシーンでもミッドナイトブルーのスーツは着用できます。
自然とスーツの着こなしがうまく見える万能な色は、ネイビーだけではありません。
こちらもミッドナイトブルーと同様、暗いトーン。
濃いめのグレーのことをいう「チャコールグレー」のスーツです。
チャコールグレーのチャコールは、そのまま「炭」の意味です。
黒に限りなく近いグレーであり、より落ち着いた印象を与えます。
ネクタイの色の合わせやすいなどということもあり、ビジネスでは使いやすい色なのではないでしょうか?
ちなみにチャコールグレーのスーツも喪のフォーマルシーンでは礼装の一つになっています。急なお通夜などの場面でも着用できます。
ミッドナイトブルーとチャコールグレーがあれば、様々な場面での着用に対応できます。
3着目は、ぜひ好みの色や柄を取り入れてみてはいかがでしょう。
中でもビジネスでよく取り入れられる、シャドーストライプがオススメです。
シャドーストライプは、織られる糸の濃淡によって現れるストライプが特徴的な柄です。艶やかで高級感がありますが、主張しすぎず、スタイリッシュな印象を持ちます。
基本的には、ネイビーやチャコール、ブラウンなどもシャドーストライプの生地がよく映えるような色です。
スーツは3着揃えた時点で、長く着用できるような着回しが可能です。
他にバリエーションが欲しいとなったら、ネクタイを買い足したり、シャツをオーダーしてみたりと、着こなしにもいろいろな「幅」が増やせるのではないでしょうか。
さらに言えば、半年に一回くらいのペースで、お好みの生地でスーツを増やしていくことにより、季節感のある装いであったり、気分を変え、モチベーションのアップにもつながります。
この記事を書いたのは「木村駿平」
筆者「木村駿平」について
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某ファッション学校にて、レディースオートクチュールのパターン作成、縫製を専攻。
卒業後、「俺のTailor」に入社。
奥深い紳士服の世界に刺激を受けながら、日々勉強中。
趣味はワークアウト。自分のオーダースーツが着れなくなるほどの体型変化に気がかりながらも
週に3回トレーニングに費やす。サプリメント中毒者。