木の柱が並ぶ回廊を歩く、緑系のジャケットを着た男性の後ろ姿
グレーのジャケットとネクタイを身につけた男性の胸元アップ
ベージュのジャケットと茶系のパンツを合わせ、椅子に座り足を組む男性の手元アップ
ベージュのジャケットを着た男性が窓際に立つ後ろ姿
テーラークラモチのGentlemen's Sprayとレザーバッグ、チェック柄の生地
グレーのチェック柄スーツを着てベンチに腰掛け、腕を組む男性
緑系のジャケットの胸ポケットにチーフを挿した胸元アップ
ブラウンのジャケットの肩から袖にかけてのアップ
ベージュのスーツを着た男性が瓦屋根の街並みを背景に歩く
マスタードカラーのジャケットを着た男性の背中のアップ
グレーのジャケットとピンクのネクタイを合わせた男性の胸元アップ
緑系のジャケットのボタンを留めた胸元アップ
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TAILOR KURAMOCHI

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初めてのオーダーコート|重さ・素材・サイズ・色の選び方

著者:テーラークラモチ代表 倉持悠也

初めてコートをオーダーするときは、色や形に加えて「どんな服の上に、どのくらいの時間着るか」を決めておくと選びやすくなります。通勤で長く歩く人と、車移動が中心の人では、必要な防寒性や重さの許容範囲が違うためです。

選ぶ順番は、着る場面、中に合わせる服、生地の重さと素材、色です。軽さは比較の出発点になりますが、軽ければ誰にでも最適とは限りません。生地見本だけでは分かりにくい着心地も、試着で確かめましょう。

ネイビーのコートに黄色のニットとネクタイを合わせた着用例
画像出典:旧ブログ記事。過去の掲載資料です。

まず着る季節と移動手段を伝える

真冬の屋外で長く過ごすのか、駅まで歩いて電車に乗るのか、車から建物への移動が中心なのか。これらを具体的に伝えると、生地や丈の候補を絞れます。

屋外の寒さだけでなく、暖房のある場所で脱いで持つ時間も考えましょう。腕に掛けて運ぶことが多い方にとっては、重さやかさばり方も実用性の一部です。出張用ならバッグとの組み合わせも確認しておくと安心です。

生地の目付と完成品の重さは別のもの

目付は生地の重量を表す指標です。ただし、見本帳の表示単位を確認せず数字だけを比べないでください。生地の一定の長さあたりの重量か、面積あたりの重量かによって、同じ数字でも意味が変わります。

また、完成したコートには表地だけでなく裏地、芯地、ボタンなどが加わります。着丈やサイズによって使用する生地の量も変わるため、見本帳の重量がそのまま一着の重さになるわけではありません。

軽さは肩の収まりと動きやすさも含めて見る

手に持った重さだけでなく、着たときの肩への負担、腕の動かしやすさも確かめます。重い生地でも着心地を好む方はいますし、軽い生地でもサイズが合わなければ窮屈に感じます。可能であれば、候補に近い素材や形のサンプルを羽織って比較しましょう。

ウールとカシミヤは何を基準に選ぶか

ウールを検討するときは、厚みや張り、表面の風合い、手入れのしやすさを確認します。毎日の通勤で着るなら、バッグの肩ひもや座席との摩擦が多いことも相談材料になります。

カシミヤやカシミヤ混は、柔らかな手触りや上品な表情を重視する方の候補です。一方、価格や日常の扱いやすさも比較する必要があります。混率だけで決めず、実物の触感と着用頻度を合わせて判断しましょう。

防寒性は素材名だけでは決まりません。生地の構造や厚み、風の入り方、中に着る服によっても変わります。「この重さのカシミヤなら、この重さのウールより必ず暖かい」といった一律の換算は避け、使う環境を前提に選びます。

サイズは中に着る服を含めて合わせる

スーツの上に着るコートと、薄手のニットの上に着るコートでは必要なゆとりが違います。採寸や試着には、最もよく合わせるジャケットやニットを持参するのがおすすめです。

前を留めて立つだけでなく、腕を前に出す、椅子に座る、バッグを持つといった動作も確認します。上腕や背中が突っ張らないか、重ねたジャケットの袖が中で引っかからないかを見てください。

着丈は防寒性と取り回しの両方で決める

長い丈は覆う範囲が広がりますが、座ったときや階段での扱いも考える必要があります。短い丈を選ぶなら、内側のジャケットが不自然にはみ出さないかを確認しましょう。身長だけで適切な長さを決めず、全身の見え方と動作を合わせます。

最初の一着は手持ちの服に合う色を

ネイビーやグレーは、仕事の服と組み合わせを考えやすい色です。ただし、同じネイビーでも青みや明るさ、起毛感で印象が変わります。普段着るスーツを基準に、近い色でまとめるか、明暗差をつけるかを比べてください。

キャメルやブラウンなどを選びたい場合も、靴やバッグ、マフラーまで並べれば取り入れ方を考えやすくなります。定番色を選ぶこと自体より、手持ちの服との組み合わせが想像できることが重要です。

オーダーコートの価格と相談時期

2026年10月12日確認の公式案内では、シングルチェスターとステンバルは69,800円(税込)から。Pコートなどは79,800円(税込)から、ポロコートは89,800円(税込)から、トレンチは99,800円(税込)からです。選ぶ生地や仕様を含む総額は注文前に確認してください。

コート単品の注文にも対応しています。納期は生地や仕様、時期によって確認が必要です。着始めたい日を伝え、完成後の試着や調整まで含めて余裕を持って相談しましょう。

よくある質問

初めてなら必ず軽い生地にするべきですか?

軽さを比較の出発点にするのは有効ですが、屋外で過ごす時間や好みで選択は変わります。着用感と防寒面を一緒に確認します。

スーツと休日の服で兼用できますか?

可能ですが、中に着る服の厚みが違う場合はゆとりの調整が必要です。両方の服装を伝えて相談してください。

着心地のよい一着を選ぶには、素材名だけでなく生活の中での使い方を共有することが近道です。今のコートで重い、寒い、動きにくいと感じる点からお聞かせください。

参考情報

テーラークラモチ:オーダーコートの現行案内(2026年10月12日確認)。

料金表もあわせてご確認ください。素材の参考情報:Johnstons of Elgin:カシミヤ繊維の特徴。メーカー資料は素材の解説であり、当店の取扱いや在庫の案内ではありません。

コートのご相談はご来店予約ページから。普段合わせる服と着始めたい時期をお知らせください。

テーラークラモチについて

埼玉県川越にある、完全予約制のオーダースーツ専門店です。総毛芯・一枚襟を全プランの標準仕様とし、59,800円から本格的な一着をお仕立てします。生地選びからお仕立てまで、専門のフィッターが一人ひとりに合わせてご提案します。