コート
この記事は「コート」カテゴリーの記事
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2019/11/27
コートのモデルを打ち出してから一ヶ月、初期の段階でオーダーしていただいたお客様のコートが着々と仕上がってまいりました。
今回は、当店のコートの中でもこだわりの多いディテールが多く見られるポロコートのオーダーのご紹介です。
メールボックスポケットを始め、幅がある特徴的な襟元、ターンナップ仕様の袖周りにアクセントをもち、インパーテッドプリーツを整えるバックベルトなど、職人のこだわりを持った「ものつくり」が感じられます。
また、今回のような肉厚さのある生地を使用することで、随所に見られるステッチが強調され、高級感を演出しています。
使用した生地は、ウール70%、ナイロン20%、そしてカシミヤ10%、生地1mあたりの重さ(目付け)は460gといったクオリティです。
生地の素材の混率というのは、重さにより割合を決められており表示しています。
カシミヤという繊維は、細く軽く暖かい繊維。
同じ1gでも、ウールやナイロンよりも素材の分量が多く、全体の10%といえ、混率以上にカシミヤの風合いや暖かみを感じることができます。
ナイロンが混合しているのも、カシミヤ100%の生地よりも扱いやすさを特徴としております。
繊細かつ高級な生地の持つ特性も素晴らしいですが、用途によって、生地のクオリティを考えるのもオーダーメイドならではの選び方です。
ウールの機能性、ナイロンの耐久性、カシミヤの保温性を体感できるようなコートをオーダーして見てはいかがでしょうか?
この記事を書いたのは「木村駿平」
筆者「木村駿平」について
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某ファッション学校にて、レディースオートクチュールのパターン作成、縫製を専攻。
卒業後、「俺のTailor」に入社。
奥深い紳士服の世界に刺激を受けながら、日々勉強中。
趣味はワークアウト。自分のオーダースーツが着れなくなるほどの体型変化に気がかりながらも
週に3回トレーニングに費やす。サプリメント中毒者。