スタイリングテクニック
洋服において、男性の選択肢は狭いと言われます。
しかしだからこそ奥深いと考え、私達は着手であるお客様のパーソナリティを最大限に引き出す一着を仕立てる事に集中します。
かつて人々を魅了する数々のアートを生んだミラノ郊外の小さな町『ORENO』の様に、お客様にとっての唯一無二の存在になれる事を祈って。
この記事は「スタイリングテクニック」カテゴリーの記事
洋服において、男性の選択肢は狭いと言われます。
しかしだからこそ奥深いと考え、私達は着手であるお客様のパーソナリティを最大限に引き出す一着を仕立てる事に集中します。
かつて人々を魅了する数々のアートを生んだミラノ郊外の小さな町『ORENO』の様に、お客様にとっての唯一無二の存在になれる事を祈って。
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2018/07/11
グローバルでみると、日本人のビジネスマンのスーツの着用率は35%で世界で10位。勤勉に仕事をして毎日スーツを着るのは日本人位かと思ってしまいそうですが、イタリアや英国、アメリカ等よりも順位は下で、韓国や中国と比べても10%以上着用率は低くなっています。
逆に言えば、グローバルにビジネスで成功する為にはスーツの着こなしはまだまだ必須のテクニックだと言えます。
やはりビジネスシーンでセルフ・プロデュースをするならスーツの着こなしに間違いは起こしたくないもの。
皆さんはこんな間違いをしていないですか?
この記事の目次
ジャケットももちろんそうですが、サイズ感には気をつけなくてはいけません。特にパンツのウエストや長さには注意が必要です。
ウエストの位置が腰パン状態になっていると足が短く見えたり、必要以上に裾が靴に溜まっているとそれだけで野暮ったく見えてしまいます。
スーツの着こなしにおいてネクタイはすごく重要です。大剣と小剣の長さのバランスが悪かったり、結び方がネクタイに合っていない事ですごく損をしている方を多いので気を付けましょう。
長さは大体、大剣の先がベルトのバックルの上に乗っかる位がちょうど良いです。
特に短く結びすぎて、剣先より下にシャツが覗くととそれだけで胴長の印象を受けてしまうので勿体無いですね。
靴下の色の悩み解決は非常に簡単です。靴かスーツの色に近い物を選ぶ事で統一感が出て変にコーディネートの邪魔をしません。
靴下の色をビビットな色に変えるというテクニックもありますが、ビジネスシーンでは合わないのでやめておきましょう。
たまに就活中の学生が白い靴下を履いているのを見ますがこれは完全にご法度です。
カジュアルな場やパーティーなら、チラ見えするカラー靴下もオシャレ
シャツの素材は綿100%が好ましいです。
ストレッチ性や形状記憶を謳うポリエステル混のシャツも量販店においてありますが、これでは安っぽく見えてしまいます。
安くても良いので綿100%のシャツをしっかりとクリーニングしてプレスされた物を毎日着る事がなにより重要です。
特に【清潔感】を相手に印象付けられるアイテムなので、手を抜きたくないところですね。
これは仕立屋の私が気になるところナンバーワンかもしれません。
たまにテレビのコメンテーターの方とかでもいるのですが、仕立て屋的にはこれだけでコメントの信憑性が一気に無くなります。笑
ダラシなさを相手に印象付けるので絶対やめましょう。
既成品のスーツを購入した場合でも袖丈は絶対に詰めて貰ってください。
基本的に【ジャケットの一番下のボタンは閉めない】と覚えておくと間違いないと思います。
胸ポケットに挿したボールペンにはじまり、胸が膨らんでしまう程の内ポケットの物、パンツのお尻ポケットに入れた財布等は最悪です。
スーツのポケットは【飾り】と考えて、基本的に物を入れるのはやめましょう。
【着る人をそれなりに見せる事が出来る】のがスーツの持つ魔法です。
この魔法をしっかりと手に入れる為にも、最低限間違った着こなしをしない事が重要ですね。
実際このブログを書く為にダサいスーツの着こなしを再現したら、後輩から『こんな上司は絶対嫌ですね。』と真顔でグサッとささる言葉を浴びせられました。笑
着こなし方も仕事の一貫と捉えて、しっかり自分のものにしていきましょう。
この記事を書いたのは「倉持悠也」
筆者「倉持悠也」について
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大学卒業後勤めた会社で上場、倒産、新会社の立ち上げという激流に流されたTwenties。
自ら城を築くべく、「俺のTailor」を立ち上げる。
しかし、経営者の道のりこそ激流だと気付いたRecentry。
趣味はサーフィン、出来れば南の島で時の流れに身を任せたい。