スーツ
ビジネスウェアを必要とする多くのビジネスマンや経営者、起業家、ビジネスに成果を求める人。
あなたのキャラクター、体型を最大限に活かした飽きのこない実用的な服「リアルクローズ」を、俺のTailorは提案いたします。
この記事は「スーツ」カテゴリーの記事
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2020/01/25
スーツの代表的な柄の1つである「ストライプ」
着用する業種や年齢層、シーズンなどを問わない定番な柄でもあり、様々なデザインがある柄でもあります。
今回イタリアを代表する4つのブランドで、様々な柄の生地で仕立てたスーツが仕上がってきましたので、ご紹介です。
今回仕立てあがってきたスーツが、「ゼニア」「ロロピアーナ」「デルフィノ」「アリストン」といったイタリアを代表するようなブランド4点。
新しいスーツはストライプが良いけど、どのようなデザインが良いかお迷い中の方は、イタリア生地の中でも最高級とされるブランドの雰囲気をみてみてください。
ゼニアのストライプ。
ゼニアの中でも「トラベラー 」というシワになりずらかったり、シワの回復力が高い、移動が多いお客様などに最適なレーベルの生地です。
発色の良いブルーのベースに、織り方を変えて光沢感によるストライプが表現されております。
このようなストライプを「シャドーストライプ」と言います。
ストライプの太さ、間隔は、一般的なデザインで、まさにゼニアらしいビジネスユースなデザインに見えます。
こちらのスーツのオーナーは、オーダー時に、胸元のフラワーホールの色、同系色のイタリア製の艶やかなボタン、個性的な裏地を選び、装飾されています。
ビジネスシーンでネイビーと並ぶ人気を誇るチャコールグレーをベースに、エンジのストライプがさりげなく配され、イタリアらしい艶っぽさを表現しています。
ロロピアーナのデザインによく見られる「気品」を最大限に感じられるようなデザインで、ビジネスシーンだけでなく、その後のオフタイムで、お食事をされるシーンなどでも上品に着こなしていただけるような仕立て上がりです。
「赤いストライプ」というだけだと派手な印象を感じますが、ストライプを細く繊細に、チャコールグレーにトーンを合わせ、もう1つ暗いチャコールのストライプをエンジとエンジのストライプの中心に付け加えております。
全体的に落ち着いた印象にまとめるデザインは、さすがロロピアーナだと思います。
個人的に、こちらの生地は、デルフィノにしては意外なデザインだと感じました。
チェックを中心に、色鮮やかな個性的なデザインのラインアップが多いデルフィノですが、このようなクラシックなピンストライプも意外性があり斬新です。
細かい点で表現されたストライプ「ピンストライプ」は、このスーツのように、チャコールなどの濃いめの色をベースにおき、白のピンストライプが織られることが多いです。
そのため、色のギャップが激しく、力強い印象に表現されます。
よく見るのは、クラシックな雰囲気の強い「イギリス製」の生地ですが、イタリアを代表するデルフィノが作るピンストライプも素敵ですね。
仕立て上げてみると、デルフィノらしい光沢感が華やかさを強調してくれております。
イタリアはナポリのブランド「アリストン」のデザインしたストライプの生地。
発色の良いナポリブルーのベースに、なんとイエローのストライプを繊細に配しております。
パーソナルカラー診断では、日本人特有の肌の色味から、しばしばイエローを提示されるので、このような配色は日本人にもよく似合うデザインなのではないかと感じました。
実はそのイエローの色味も、繊細なストライプにすることにより、アクセントとして機能しています。
珍しい配色でしたが「ナポリのセンスが、肌を通すとしっくりくる」なんて選び方も、オーダーメイドならではですね。
もちろん大きな範囲での印象では、ベースの色味やデザイン、体へのフィッティングも重要です。
しかし「印象を付け加える」機能として、ストライプという普遍的な柄は、最適に働いてくれます。
特にビジネスシーンでは、堅実でしっかりとした信頼感などの印象も、ストライプによって感じる方も多いです。
好みも重要ですが、他の方からの印象が重要という方は、ストライプの持つ印象を考え、スーツやビジネスシーンでの装いを選んでみてください。
この記事を書いたのは「木村駿平」
筆者「木村駿平」について
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某ファッション学校にて、レディースオートクチュールのパターン作成、縫製を専攻。
卒業後、「俺のTailor」に入社。
奥深い紳士服の世界に刺激を受けながら、日々勉強中。
趣味はワークアウト。自分のオーダースーツが着れなくなるほどの体型変化に気がかりながらも
週に3回トレーニングに費やす。サプリメント中毒者。