生地ブランド
洋服において、男性の選択肢は狭いと言われます。
しかしだからこそ奥深いと考え、私達は着手であるお客様のパーソナリティを最大限に引き出す一着を仕立てる事に集中します。
かつて人々を魅了する数々のアートを生んだミラノ郊外の小さな町『ORENO』の様に、お客様にとっての唯一無二の存在になれる事を祈って。
この記事は「生地ブランド」カテゴリーの記事
洋服において、男性の選択肢は狭いと言われます。
しかしだからこそ奥深いと考え、私達は着手であるお客様のパーソナリティを最大限に引き出す一着を仕立てる事に集中します。
かつて人々を魅了する数々のアートを生んだミラノ郊外の小さな町『ORENO』の様に、お客様にとっての唯一無二の存在になれる事を祈って。
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2021/03/04
「羅紗」という言葉はご存知でしょうか。
紡毛を密に織って起毛させた厚地の毛織物のことで、室町末期ごろに輸入され、のち軍服・コート地などに使われた生地のことです。
語源はポルトガル語でraxa(ラサ)、「産」という意味があります。
イタリアの名門カルロバルベラは「羅紗の宝石」と言われるほどの美しい生地を作り出し、世界中で評価されている最高品質の高級生地ブランドです。
生地の極上の品質を引き出すために、受け継がれて来た伝統的な製法を、カルロバルベラは守り続けています。
生地を作るには上質な水が必要です。
イタリアのビエラ地区に生地ブランドが多く存在するのも、この地域の良質な水が理由ということを以前のブログでも書きました。
カルロバルベラ社はストローナ川上流にあるカマンドーナの水を使用しています。
このミネラルの少ない水が原料の洗浄工程に欠かせないものとなっています。
一番の特徴として、世界でも珍しい独特の製法を持っています。
オーストラリアのウールオークションで、天然で採取できる一番細く長い上質なウールを吟味し、買い付けます。
そして、バルベラ社の地下に存在する、岩を切り出して作られた倉庫で、そのウールの緊張を解す為に一旦寝かせます。
地下倉庫には、カマンドーナの水が引きこまれ、一年中気温は約20度、湿度は80%に保たれており、糸本来の特性を取り戻す究極の環境が存在しています。
この地下倉庫で、半年から一年寝かせることで、「ただの糸」から「バルベラ社の織物」に生まれ変わる準備がなされ、イタリア国内の優秀な織り工場にて、丁寧に織り上げられます。
織り方も、空気を含ませながらゆっくりと織られる伝統的な機械を使用し、ふっくらした生地感を楽しむことができます。
センスと伝統を兼ねたカルロバルベラ、柄や色味によっては在庫切れが速いものもございますので、在庫があるうちに是非選んでいただきたいです。
手間と時間を惜しげも無くかけた最高級品質のブランド「カルロバルベラ」ビジネスシーンでも活躍すること間違いなしです。
まさに羅紗の宝石と言われるほどの価値がある生地を、ぜひ実際に手に取り、仕立て、感じて見てください。
この記事を書いたのは「倉持悠也」
筆者「倉持悠也」について
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大学卒業後勤めた会社で上場、倒産、新会社の立ち上げという激流に流されたTwenties。
自ら城を築くべく、「俺のTailor」を立ち上げる。
しかし、経営者の道のりこそ激流だと気付いたRecentry。
趣味はサーフィン、出来れば南の島で時の流れに身を任せたい。