雑談
洋服において、男性の選択肢は狭いと言われます。
しかしだからこそ奥深いと考え、私達は着手であるお客様のパーソナリティを最大限に引き出す一着を仕立てる事に集中します。
かつて人々を魅了する数々のアートを生んだミラノ郊外の小さな町『ORENO』の様に、お客様にとっての唯一無二の存在になれる事を祈って。
この記事は「雑談」カテゴリーの記事
洋服において、男性の選択肢は狭いと言われます。
しかしだからこそ奥深いと考え、私達は着手であるお客様のパーソナリティを最大限に引き出す一着を仕立てる事に集中します。
かつて人々を魅了する数々のアートを生んだミラノ郊外の小さな町『ORENO』の様に、お客様にとっての唯一無二の存在になれる事を祈って。
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2016/11/27
皆様こんにちは。今回はちょっと意味深なタイトルからスタートです。
では、何の話しなのかというと男性と女性の服装に関しての考え方をちょっと。
当店に先日お越しになられたお客様にこんなやり取りがありました。
その方は都内にお勤めの方で、春先から着るビジネススーツをご注文しに夫婦でご来店頂きました。
オーダースーツを作る場合、もちろん注文服なのでお客様のご要望に合わせて服地やデザイン、ボタンや裏地等を決めていきます。
そのお客様はオーダースーツが初めてという事だったので、まずはお客様のお持ちのスーツの色柄等をお伺いしつつ、服地はどういう物にするか伺っておりました。
オールシーズン着用出来る服地にするか、春先から夏にかけて着用する季節感のある服地にするか、色はネイビー、グレー、もしくはブラックにするか等です。
お客様がお選びになった服地はいわいるオールシーズン着られる無地の濃紺色。
続いてはボタン。
こちらは本水牛のブラックに。
最後に裏地のカラーを決める事に。
そこでもお客様が選んだのは服地に合わせて、ネイビーの裏地をお選び頂きました。
そこで、奥様から一言。
『折角オーダーするのにそれじゃあつまらなくない?。。。これとかさ、人とちょっと違うのにしなよ?』
旦那様『いやいや、これでいいでしょ?そんなに派手なのにしたら、会社に着ていけないよ。』
これ、当店でもよくあるシーンなんですね。笑
では、なぜこんなこんな事が良くあるのでしょうか?
これは、男性と女性の服装に対する基本的な考え方の違いなんです。
男性の服は、軍服にはじまり、タキシードやビジネススーツ等、大抵の場合は人と同じにする事が求められます。
一方、女性はというと全くもって逆なんですよね。
パーティー等でも必ず一番に気にするのはいかに人と被らないかという事。
海外の映画祭なんかを見ていると一目瞭然ですが、女優さんは何ヶ月も前から衣装の打ち合わせをし、他の出席者と被らないようにヒアリングもしっかりするそうです。
そして工夫を凝らしたドレス姿で出席します。
一方男性陣は一見すると基本的に皆タキシード、ちょっと個性があってもネイビーのタキシード位ではないでしょうか。
というか、残念ですがそもそも男性陣の衣装にはそこまでスポットライトがあたっておりません。
もちろん男性の服装がつまらないといっているわけではなく、男性の服装にはある程度のルールブックがあり、違いは細部にあるからこそ奥が深いのです。
女性の場合は普段からお化粧やネイル等、色を選ぶという事に関して長けているという理由もありますので、男性よりも色選びに総じて得意でもあります。
当店でも、お客様によっては仕事で女性を相手にする時や多くの方の前で話す場合等は例えばジャケットスタイル等で個性をだして女性に受け入れられる服装を、普段はビジネススーツをという方も多くいらっしゃいます。
経営者の方や営業職の方等、自分がどう見られるかが大事な職業の方はこういった事を考えるのも大事かもしれません。
最後に昨日50歳の誕生日を迎えた三浦知良選手。
この記事を書いたのは「倉持悠也」
筆者「倉持悠也」について
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大学卒業後勤めた会社で上場、倒産、新会社の立ち上げという激流に流されたTwenties。
自ら城を築くべく、「俺のTailor」を立ち上げる。
しかし、経営者の道のりこそ激流だと気付いたRecentry。
趣味はサーフィン、出来れば南の島で時の流れに身を任せたい。