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洋服において、男性の選択肢は狭いと言われます。
しかしだからこそ奥深いと考え、私達は着手であるお客様のパーソナリティを最大限に引き出す一着を仕立てる事に集中します。
かつて人々を魅了する数々のアートを生んだミラノ郊外の小さな町『ORENO』の様に、お客様にとっての唯一無二の存在になれる事を祈って。
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洋服において、男性の選択肢は狭いと言われます。
しかしだからこそ奥深いと考え、私達は着手であるお客様のパーソナリティを最大限に引き出す一着を仕立てる事に集中します。
かつて人々を魅了する数々のアートを生んだミラノ郊外の小さな町『ORENO』の様に、お客様にとっての唯一無二の存在になれる事を祈って。
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2019/03/24
先日、日本で初開催となったVITALE BASRBERIS CANONICO(通称:カノニコ)の世界的なプログラムである【Fabric Academy】に参加して来ましたのでその様子を皆様にもお届けします♪
カノニコと言えば、オーダースーツを作った事がある方なら一度は耳にした事があるであろう、それぐらい世界的にも有名な生地ブランドで創業年はなんと1663年になる業界でも最古と言われている企業です。
世界最大級のミル(織元)であり、スーツの歴史をすべて体現したきたとも言える同ブランドが今何を考えて、どんなブランディングをしているのか、イタリア本国より来日頂き、現在のカノニコの魅力を伝えて頂きました。
年間1000万メートルにして約950万着のスーツやジャケットを世に送り出しているカノニコ社ですが、スーツの生地と一口に言っても盛夏用からフランネル(秋冬用)まで多岐に渡り、毎年新しいものが発表されるその豊富なラインナップも同社の魅力となっています。
カノニコ社のラグジュアリーレーベルの代表格で、カシミアに匹敵する細さの原毛を厳選して作られています。驚くべきはスーパー150’sでありながら縦横双糸で構成された機能性があり、滑らかな光沢と艶を持つことと同時にハリ・コシがあるという特性を備えています。そのため、痛みの出やすいトラウザーズ(スラックス)にも最適なファブリックとなっています。
最近新たに加わった秋冬用の重厚感のある生地。『メアリーポピンズ』のジョージ・バンクスのようなシティー派ジェントルマンを彷彿とさせる、信頼感のある控えめなデザインとクラシックで上質な世界感を表現しています。カノニコ社の英知と創造性が込められたテーラーメイドに適したファブリックです。
今や殆ど姿を消してしまった1930年代の多くの映画に出てくるスーツを再現するかの如く生産される510グラムの目付けを持った強撚糸から作られる生地。秋冬用としてビスポーク愛好家に向けた、最大限の防シワ効果と迅速な回復力を発揮するファブリックです。
現在のカノニコ社の取り組みを語る上で重要なワードに【21マイクロンウール】があります。21マイクロンすなわちスーパー80’sにも満たない太い原毛を使った生地の生産が現在の同社の魅力を語る上で、重要な取り組みとなっています。
MONTE CARLO(ホップサック)やRUSTIC TROPICAL、COVERT、4PLY、上記にも出てきたSUPER BIOやSIX PLY等の現在カノニコ社がラインナップする6種のレーベルにこの21マイクロンウールが使われています。
21マイクロンウールにはしなやかさとハリ感、耐久性を持ち合わせていると語っており、実際に上記のCOVERT等は当店のお客様にも昨季から大好評でした。
カノニコ社のブランディングとして、目の肥えた嗜好性の高いお客様にもアプローチした商品の展開をし続けていると言えるのではないでしょうか。
今後の展開にも目が離せないVBC、是非店頭でそのコレクションを観ていって下さい♪
この記事を書いたのは「倉持悠也」
筆者「倉持悠也」について
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大学卒業後勤めた会社で上場、倒産、新会社の立ち上げという激流に流されたTwenties。
自ら城を築くべく、「俺のTailor」を立ち上げる。
しかし、経営者の道のりこそ激流だと気付いたRecentry。
趣味はサーフィン、出来れば南の島で時の流れに身を任せたい。