シューズ
洋服において、男性の選択肢は狭いと言われます。
しかしだからこそ奥深いと考え、私達は着手であるお客様のパーソナリティを最大限に引き出す一着を仕立てる事に集中します。
かつて人々を魅了する数々のアートを生んだミラノ郊外の小さな町『ORENO』の様に、お客様にとっての唯一無二の存在になれる事を祈って。
この記事は「シューズ」カテゴリーの記事
洋服において、男性の選択肢は狭いと言われます。
しかしだからこそ奥深いと考え、私達は着手であるお客様のパーソナリティを最大限に引き出す一着を仕立てる事に集中します。
かつて人々を魅了する数々のアートを生んだミラノ郊外の小さな町『ORENO』の様に、お客様にとっての唯一無二の存在になれる事を祈って。
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2020/01/26
オーダーシューズのデザインで人気のデザインの1つである「ウイングチップ」
シューズの爪先のデザインが、羽のように見えることから付けられた名前です。
実はこのウイングチップという呼び名はアメリカ式のもので、イギリスでは「フルブローグ」(厳密にいうと若干形の認識が異なりますが、、、)と言います。
ブローグとは「飾り」の意味で、穴飾りがあるためにそう言われておりますが、現在は馴染みの深い名称としてはアメリカ式の「ウイングチップ」ではないでしょうか?
この穴飾りは「メダリオン」と呼ばれ、革靴の水分を効率よく発散するために施されたものです。
ウイングチップの起源となる「スコットランド」は湿地が多く、このような発散性を考えられたデザインになったと伝えられております。
19世紀末ごろになると、ウイングチップのデザインはイギリスに渡ります。
その機能性から、イギリスの貴族などの間でハンティング (狩猟)の場面で使用され「カントリーシューズ」として認識されておりました。
1900年に入ると、このような「カントリーシューズ」のデザインを、当時のドレスシューズにも取り入れ、ビジネスシーンでの着用も増えてきました。
これが、現在のビジネスシーンでも着用されるようになった「ウイングチップ」の歴史です。
ウイングチップでこのような明るい茶色というと「オフタイム」での着用をイメージしますが、スーツのスタイル次第で、もちろんビジネスシーンでのコーディネートも可能です。
しかし「冠婚葬祭」などのフォーマルな場面では、スーツにおいてもシューズにおいても装飾は少ない方が無難でしょう。
とはいえ「ウイングチップ」は、フォーマル以外で、ビジネス、カジュアルと様々な場面で相性の良いデザインなので、お持ちになっておいても間違いないシューズです。
ビジネスとカジュアルを兼ねたシューズをお探しの方には最適な選択かもしれません。
この記事を書いたのは「木村駿平」
筆者「木村駿平」について
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某ファッション学校にて、レディースオートクチュールのパターン作成、縫製を専攻。
卒業後、「俺のTailor」に入社。
奥深い紳士服の世界に刺激を受けながら、日々勉強中。
趣味はワークアウト。自分のオーダースーツが着れなくなるほどの体型変化に気がかりながらも
週に3回トレーニングに費やす。サプリメント中毒者。