カジュアル
トレンドに左右されることなく、より個性を引き出すためのジャケット&パンツのスタイル。
ビジネスシーン、オフタイムのコーディネートの幅をより豊かにし、一味違う「オーダーメイド」ならではのサイジングと存在感を演出。
季節ごとに変化する素材を楽しめる、世界各国からセレクトしたファブリックを中心に、 ベーシックでクラシカルな色や柄からクリエイティブで独自性のある生地まで、豊かなコレクションを揃えます。
この記事は「カジュアル」カテゴリーの記事
トレンドに左右されることなく、より個性を引き出すためのジャケット&パンツのスタイル。
ビジネスシーン、オフタイムのコーディネートの幅をより豊かにし、一味違う「オーダーメイド」ならではのサイジングと存在感を演出。
季節ごとに変化する素材を楽しめる、世界各国からセレクトしたファブリックを中心に、 ベーシックでクラシカルな色や柄からクリエイティブで独自性のある生地まで、豊かなコレクションを揃えます。
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2020/01/09
オフタイムにも自分の体にフィットした上質なものを着用したいというお客様は、ビジネスシーンでのオーダーだけでなく、カジュアルな生地にてジャケットを仕立てていただくことも多いです。
シーズンごとにオーダーいただく方もいらっしゃいますが、ビジネスシーンほどハードに着用しないため、かなり長い期間愛用できるとご好評いただいています。
特にファッションの色味が増える秋冬は多くのご注文をいただきました。
そんなカジュアルなオーダーで人気なのが今回ご紹介する「アンコンジャケット」
秋冬はカーディガンのように、春夏はシャツのようにと、構築的なジャケットとは考え方の違う、よりリラックスできるジャケットのオーダーです。
アンコンとはファッションシーンでの造語、「アンコンストラクション(非構築的)」の略。「コンストラクティド(構築的)」の意味の逆を意味する言葉です。
スーツやジャケットのシルエットとは、裏地や肩パット、芯地などの「副資材」によって、人間の本来の体型に反したシルエットになっており、これは「構築的な服」となります。
対して、人間の体の上にそのまま被るような、生地のみで作られたTシャツやニットなどは「非構築的な服」です。
つまりアンコンジャケットとは「構築的」な裏地や肩パット、芯などを抜いた生地のみで作られたジャケットのことをいいます。
裏地や芯を使わないといえど、腕を通す部分には裏地を使用したり、生地の素材や風合いなどによっては芯を使うこともあります。
2019/20年の秋冬のシーンでは、様々な雑誌で取り扱われたイタリア「アンジェリコ」のグレンチェックの生地が非常に人気でした。
グレンチェックの上のオーバーペンが、柔らかさを演出するようなデザインで配されております。
チェックを中心に、例年高いデザイン性でファンを魅了するアリストンの生地。
ナポリらしい柔らかな仕立てとの相性が抜群に良く、ジャケットはアンコンで仕立てることをお勧めしております。
特に人気だったのが「ジャージーコレクション」
裏地や芯を最大限に省くことで、まさにスポーツで使用できるようなジャージーの着心地をテーラードジャケットにて体感できます。
春夏コレクションでも、三者混などの素材で作るジャケットも人気ですが、柔らかく暖かい素材使いの秋冬シーンのジャケットも多くのオーダーをいただきました。
秋冬生地を中心に、柔らかく暖かみのある、セーターやカーディガンのようなアンコンジャケットをご紹介しました。
アンコンジャケットは裏地や芯を最大限に省くため、春夏生地ではより涼しく、秋冬生地では素材ならではの温もりを感じれます。
まずは、という方は、オールシーズンの生地にて、アンコンジャケットに挑戦してみてはいかがでしょうか?
この記事を書いたのは「木村駿平」
筆者「木村駿平」について
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某ファッション学校にて、レディースオートクチュールのパターン作成、縫製を専攻。
卒業後、「俺のTailor」に入社。
奥深い紳士服の世界に刺激を受けながら、日々勉強中。
趣味はワークアウト。自分のオーダースーツが着れなくなるほどの体型変化に気がかりながらも
週に3回トレーニングに費やす。サプリメント中毒者。