スタイリングテクニック
洋服において、男性の選択肢は狭いと言われます。
しかしだからこそ奥深いと考え、私達は着手であるお客様のパーソナリティを最大限に引き出す一着を仕立てる事に集中します。
かつて人々を魅了する数々のアートを生んだミラノ郊外の小さな町『ORENO』の様に、お客様にとっての唯一無二の存在になれる事を祈って。
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洋服において、男性の選択肢は狭いと言われます。
しかしだからこそ奥深いと考え、私達は着手であるお客様のパーソナリティを最大限に引き出す一着を仕立てる事に集中します。
かつて人々を魅了する数々のアートを生んだミラノ郊外の小さな町『ORENO』の様に、お客様にとっての唯一無二の存在になれる事を祈って。
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2018/06/17
夏の定番生地であるトロピカル。
トロピカルというのは、生地の名前でもありますが、織り方の名前。
実際に触ってみるとトロピカルとは、このような生地なんだ、とわかりやすいのですが、シャリっとしていて通気性の優れた織り方になっています。
さて、このトロピカルの織り、イタリアではカノニコが得意としていてます。
今回納品のスーツもこのトロピカルの織り方、グレンチェックの表情が素敵な生地にて仕立てていただきました。
カノニコの特有な生地の染め方なのですが、生地に仕立てる前、最初の糸の段階で染める「トップ染め」というやり方により、霜降りのような白い表情が生地に溶け込み、独特の色合いを産みます。
特にトロピカルではその表情を感じやすいので、私は面積の大きくなるダブルブレストのスーツなどにも、このカノニコのトロピカル素材を使用したりオススメしたりします。
グレンチェックの雰囲気にも、トロピカルの風合いが良くあっています。
夏のスーツ、冬のスーツと着分けるのも、スーツファッションが楽しくなりますね。
この記事を書いたのは「木村駿平」
筆者「木村駿平」について
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某ファッション学校にて、レディースオートクチュールのパターン作成、縫製を専攻。
卒業後、「俺のTailor」に入社。
奥深い紳士服の世界に刺激を受けながら、日々勉強中。
趣味はワークアウト。自分のオーダースーツが着れなくなるほどの体型変化に気がかりながらも
週に3回トレーニングに費やす。サプリメント中毒者。