|埼玉県川越市|オーダースーツ専門店|ビジネス・オフタイム・タキシード・シューズ・コート etc.|

当ブログについて

筆者について

倉持悠也プロフィール

俺のTailorが届けるのは、ビジネスマンが求めるリアルクローズ
店主 倉持悠也

倉持悠也をSNSでフォローするならこちら


スーツ

-

ビジネスウェアを必要とする多くのビジネスマンや経営者、起業家、ビジネスに成果を求める人。

あなたのキャラクター、体型を最大限に活かした飽きのこない実用的な服「リアルクローズ」を、俺のTailorは提案いたします。

この記事は「スーツ」カテゴリーの記事

2020/11/26

スーツ, ニュース

Post Title

繊維界の革命!フェレイラ兄弟のヤバいモヘア

俺のTailor埼玉県川越市のオーダーメイド専門店『俺のTailor』です。あなたのキャラクター、体型を最大限に活かした飽きのこない”リアルクローズ”をお届けいたします。 スーツだけじゃなく、シューズや新郎衣装等も取り扱っております。

今までに誰も出来なかったモヘアの生産に成功した【フェレイラ兄弟】

テーラーという私達のものづくりの世界では常に【人の手】による職人のハンドワークにスポットライトが当たりがちですが、今回はそのさらに先にある【人の手】のお話しで、服地の原料となる、とりわけ【モヘア】の生産で今世界を震撼させている【フェレイラ兄弟】についてお話しをしたいと思います。

私もこの生地を初めて手にした時は『こんな事ってあるのか!?、、、』と自分の目を疑ってしまい、服地メーカーさんにこれは何だ!?と恐喝まがいの尋問をしてしまったほどです。(メーカーさん、その際はすみませんでした。。)

さて、皆様は【モヘア】と聞いて何の事だかすぐにお分かりになりましたでしょうか?

分かる方はかなりのスーツ好きか私と同じ《素材マニア》の方かもしれません。笑

モヘアというと《アンゴラヤギ》という動物の繊維の一種で私たちの業界でも、ウールやカシミアなどに並んでよく使用する動物の毛になります。

このアンゴラヤギのモヘアは南アフリカで主に生産されているというのは、私たちの業界では周知の事ですが、その南アフリカでの気候や飼育環境に満足がいかず数千頭ものヤギたちと一緒にオーストラリアに移をしたというのが、今回モヘアの生産者で世界的に一躍有名となった【フェレイラ兄弟】です。

オーストラリアに移住してから10年、このフェレイラ兄弟が生産するモヘアには【フェレイラ・モヘア】と名前が付けられ、トレーサビリティ(原産地証明)が付きその価値について今もブランディングされ続けています。

《兄のGT・フェレイラ氏とイタリアの紡績会社Safil社CEOのチェザーレ・サビオ氏》

ゼニア社による買い占めを断った【フェレイラ・モヘア】の凄さ

【フェレイラ・モヘア】は、その繊維が『細く、白く、長い』事が特徴です。

まるで『安い、早い、旨い』かの様ですが、動物繊維の世界では上記の条件が揃ったものがより高価とされ、フェレイラモヘアは思わずヤバいと表現してしまう程、飛び抜けた存在となっています。

具体的には通常のキッドモヘアと言われる生後1年に満たない時期の毛が通常の25〜30ミクロンに対し、フェレイラモヘアではその約30%も細い19〜22ミクロンの毛を実現しているのです。

スーツに詳しい方であればピンと来た方がもしかしたらいるかもしれませんが、19ミクロンというと《スーパー100》に近い細さで、ウールの中でもドレッシーな位置づけとされます。

それによって、今までモヘア100%の梳毛生地だとがっしりとした《平織り》でいかにもゴリゴリなモヘア生地というモノしか織れなかったのが、《朱子織り》や《綾織り》も出来る様になり、艶っぽく滑らかなハリ感のある生地を織る事が出来るようになったのです。

そして、これだけのモヘアですから服地のサプライヤーたちが自分たちのものとしようと【フェレイラ・モヘア】を買収しようと動いたのは想像に容易いと思います。

しかし、フェレイラ兄弟は自分たちが手塩を掛けたモヘアが産地もわからない繊維と混ぜられたり、自分たちの名前が消えてしまう事を懸念し、あのゼニアの話しすら断ったと言われています。   フェレイラモヘアの原毛。葛利毛織さんの工場見学の際に触らせてもらいましたが一般的なモヘアと比べるとまったく別もの、まるでウールの様な段違いの柔らかさでした。

【フェレイラモヘア】と出会った【メイドインジャパン最高峰のものづくり】

そして、『オーストラリアモヘア』として大々的にPRされたオーストラリア大使館の品評会でこの生地に出会っったのが、私たちも以前から取り扱わせて頂いている【葛利毛織(くずりけおり)】さんです。

葛利さんといえば世界的にも稀となった《ションヘル織り機》を使用した生地メーカーさんで、私たちの世界では知らない人はいない程、メイドインジャパンを代表する企業さんです。

その葛利毛織さんがフェレイラモヘアの中でもより細くて良質な原料のみを選んでションヘル織り機で織ったスーツ生地がこちら。

希少さゆえ限定の5色の展開です。

綾織りの良さが最も良く表現される《濃紺のヘリンボンストライプ》

同じく《やや明るいネイビーのヘリンボンストライプ》

フォーマルウエアを仕立てたくなる艷やかな《ブラック》

ビジネスの定番《ネイビー》

そして、ダンディーな《ミディアムグレー》

スーツが仕立て上がったらまた紹介させて頂きますが、サンプルブックに収まっていてこの存在感はさすがフェレイラモヘアを見事に昇華させた葛利毛織さんの、奇をてらわず素材を活かしたものづくりは秀逸です

今季より発売、無くなる前に是非。

フェレイラモヘアについてきになる方は、LINE@にて相談を受け付けています。ご予約もこちらから!!

友だち追加

 

 

この記事が面白い・役に立ったと思ったら、今すぐSNSでシェアしよう!
  • オーダースーツ・オーダータキシードは『俺のTailor』で。

  • ご予約は「俺のTailor」店舗HPにて

この記事はと合わせてこちらもオススメ

  • あなたの自宅やオフィスに出張致します。(一時停止中)

この記事を書いたのは「倉持悠也」

筆者「倉持悠也」について

倉持悠也プロフィール

倉持悠也をSNSでフォローするならこちら

俺のTailorが届けるのは、ビジネスマンが求めるリアルクローズ
店主 倉持悠也

大学卒業後勤めた会社で上場、倒産、新会社の立ち上げという激流に流されたTwenties。

自ら城を築くべく、「俺のTailor」を立ち上げる。

しかし、経営者の道のりこそ激流だと気付いたRecentry。

趣味はサーフィン、出来れば南の島で時の流れに身を任せたい。

詳細プロフィールを見る

倉持悠也に仕事を依頼・相談する

  • ビジネスマンの為のオーダースーツは『俺のTailor』で。

  • ネクタイ・小物はオンラインでも購入可

  • 最高の1日は『俺のTailor』のオーダータキシードで。

筆者について

倉持悠也プロフィール

俺のTailorが届けるのは、ビジネスマンが求めるリアルクローズ
店主 倉持悠也

倉持悠也をSNSでフォローするならこちら

ブログ全体の新着記事

スーツ

こちらも是非!レディーススーツをリニューアルしました♪

未分類

2022-2023年秋冬シーズンがいよいよ始まります♪

ニュース

キックボクシング世界チャンピオン【瀧澤博人】選手とスポンサー契約…

ニュース

今季はカジュアルも拡大!春のオーダーシャツ感謝祭始まります♫

生地ブランド

伝統的なものづくり×最新のデザイン【サヴィルクリフォード】

生地ブランド

信頼たる英国の老舗ブランド【ウィリアム・ハルステッド】

スーツニュースの新着記事

スーツ

こちらも是非!レディーススーツをリニューアルしました♪

スーツ

元大関・豪栄道関の断髪式にて当店のスーツをご着用頂きました♪

スーツ

今こそ追求心溢れる自分だけのオリジナルオーダーをしよう♪

スーツ

指揮者の動きに合わせて仕立てるマオカラーのオーダースーツ

スーツ

シンプルに素材の良さを感じる【葛利毛織・DOMINX】

スーツ

《上質感》が魅力、英国生地マーリン&エヴァンスで仕立てるオーダー…

ブログ全体の人気記事

紳士服にまつわる用語集

秋冬生地の定番「フランネル」「サキソニー」「メルトン」「ツイード…

スーツ

スーツが変色してしまう理由

紳士服にまつわる用語集

梳毛と紡毛の違いと特徴

スタイリングテクニック

スーツの着こなしをダサくする7つの理由とは?仕立て屋が解説!

スタイリングテクニック

仕立て屋のネクタイの結び方

仕立て屋の提案

スーツが破れた時の対処方は??仕立て屋ならではの技術「かけはぎ」

  • 出張販売致します。


▲最上部へ

リニューアルのお知らせ