シャンブレーの表情を知る
シャンブレーの表情を知る
夏の代表的な素材の名前で、
「シャンブレー」
という言葉を聞くことがあると思います。
「シャンブレーシャツ」などが一番身近ではないでしょうか?
着用したことのある方も多いと思います。
夏の定番とも言える「シャンブレー」はどのような生地なのでしょうか?
シャンブレーとは
シャンブレーとは、通常「コットン(綿)」で作られる生地です。
一見、デニムのようにも見えますが、デニムとは「織り方」が違います。
デニムが頑丈な「綾織」に対して、シャンブレーは軽やかな通気性のある「平織」で構成されます。
平織、綾織についてはこちら
平織りと綾織 | 俺のTailor(俺のテイラー)
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シャンブレーは「無色の横糸(白)」と色のついた「縦糸」で構成されます。
この織り方は、生地にナチュラルなチェックのような表情を作り、爽やかさを演出してくれます。
シャンブレーの生地は、フランスで生まれたと言われております。
もともと農家や機械工などの職人さんの着る作業着として始まりました。
一般的にシャツの生地として知られていますが、他の衣服にも広く使われていて、スーツにもシャンブレーの生地が存在します。
このスーツは、モヘア(ヤギの毛)を混合した「モヘアシャンブレー」という種類の生地で仕立てています。
夏ならではの生地でありますが、光沢感や清涼感も素晴らしいです。
これから仕立てる方にオススメです。ご参考にしてください。
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