仕立て屋の提案
洋服において、男性の選択肢は狭いと言われます。
しかしだからこそ奥深いと考え、私達は着手であるお客様のパーソナリティを最大限に引き出す一着を仕立てる事に集中します。
かつて人々を魅了する数々のアートを生んだミラノ郊外の小さな町『ORENO』の様に、お客様にとっての唯一無二の存在になれる事を祈って。
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洋服において、男性の選択肢は狭いと言われます。
しかしだからこそ奥深いと考え、私達は着手であるお客様のパーソナリティを最大限に引き出す一着を仕立てる事に集中します。
かつて人々を魅了する数々のアートを生んだミラノ郊外の小さな町『ORENO』の様に、お客様にとっての唯一無二の存在になれる事を祈って。
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2021/06/19
スーツ等を仕立てた際にでる《端切れ/ハギレ》を再利用する事で、”世の中にありそうでなかったモノ”を作り出そうという俺のTailorのチャレンジ企画、第2段は《袱紗・ふくさ》をご紹介させていただきます。
このチャレンジ企画自体、元々環境問題に意識が高い欧米にならって初めた《サステナブル》な企画でもありますので、是非なにか良いアイデアをお持ちの方は面白がってご意見を頂ければと思っております。
スーツなどをお仕立て頂いた方はその端切れを利用してお作り頂く事が出来ます。
私も以前、イタリアのカノニコ社の研修プログラムに参加させて頂いた際に、お恥ずかしながら《サステナブル》な意識の大切さに気付かされた1人でございます。
本日ご紹介する《ふくさ》は元々日本文化のモノですので、洋風なデザインが殆どないのは当たり前の様ですが、弔事でも慶事でも和服に取って代わって洋服(スーツ)が着られてるこの時代に、それに合わせる《ふくさ》がやっぱりあるべきだ、というテーラー的な考えからこのアイディアが生まれました。
皆様の中にも《ふくさ》が和服に合うデザインのモノばかりで、スーツに似合う《ふくさ》があまりない事に不思議と思った方もいるのではないでしょうか?
本日ご紹介するのはあくまでも試作品ですが、皆様にお仕立て頂いたアイテムの端切れで合わせて御注文頂く事も可能ですので、是非ご検討頂ければと思います。
表地は慶事で利用する事を想定して暖色系のブラウンを、裏地はフォーマルな素材でもあるシルクの質感を感じて頂ける様に、ダブルフェイスのシルク混ソラーロの裏面を使用してみました。
フォーマルな仕立てを意識して表面にステッチが見えない様にした事や、敢えて芯地は使用せず、使用後は畳める仕様となっておりますので、胸ポケットなどにすぐにしまう事が出来てかさばらない点もオススメのポイントとなっております。
こちらは商品化も考えて、弔事用や慶事用などデザインが良く出来た物はネットショップでも販売させて頂く予定でございます。
スーツなどのお仕立て頂いたアイテムの端切れを使用する場合は、2,800円(税込)でお作りいただけますので、是非一緒にご検討頂ければと思っております。
この記事を書いたのは「倉持悠也」
筆者「倉持悠也」について
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大学卒業後勤めた会社で上場、倒産、新会社の立ち上げという激流に流されたTwenties。
自ら城を築くべく、「俺のTailor」を立ち上げる。
しかし、経営者の道のりこそ激流だと気付いたRecentry。
趣味はサーフィン、出来れば南の島で時の流れに身を任せたい。