スーツ生地の染色について
スーツ生地の染色について
スーツ生地の染色は大きく三つの方法があります。
- トップ染め
- 糸染め
- 後染め
というものがあります。
トップ染め
トップ染めとは、糸にする前の状態の繊維を染めることです。
毛を洗浄後、ほぐし、整え、染色していきます。
トップ染めの特徴は、繊維の状態で染色することで、色に深みが出て染色の堅牢度が高いです。
このトップ染めで作られた糸は、単色で用いられることはなく、複数の異なる色の糸を使用します。
このため、色に高級感と深みが出るということです。
糸染め
名前の通り、糸の状態で染色することを言います。
最もポピュラーな染色方法で、チェックやストライプによって作られる柄の多くは、この糸染めによって作られます。
特徴は、発色の良さです。
はっきりとした色を出すのに向いています。
後染め
後染めは、生地が出来上がった状態で染色するものです。トップ染めに比べ、染色堅牢度は弱いですが、必要な時に染められるという利点があります。