スタイリングテクニック
洋服において、男性の選択肢は狭いと言われます。
しかしだからこそ奥深いと考え、私達は着手であるお客様のパーソナリティを最大限に引き出す一着を仕立てる事に集中します。
かつて人々を魅了する数々のアートを生んだミラノ郊外の小さな町『ORENO』の様に、お客様にとっての唯一無二の存在になれる事を祈って。
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洋服において、男性の選択肢は狭いと言われます。
しかしだからこそ奥深いと考え、私達は着手であるお客様のパーソナリティを最大限に引き出す一着を仕立てる事に集中します。
かつて人々を魅了する数々のアートを生んだミラノ郊外の小さな町『ORENO』の様に、お客様にとっての唯一無二の存在になれる事を祈って。
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2020/06/07
特にスーツを初めてオーダーしようと考える方が迷うディティールの一つにスラックスの裾の問題があると思います。
「シングルorダブル」そうです、折り返すか否かという点です。
普段、シングルに慣れている方からしたら、ダブルの裾はなんかカジュアルな印象に思ったり、最近のトレンド的な気がして、少し抵抗があるディティールかもしれません。
という事で今回は「クラシックの観点からみたら裾をダブルにすることはどうなのか?」について触れてみます。
参考にしてみて下さい。
まず、クラシックな服装について教えてくれる書籍『男の服装術』にはこういう記述があります。
「結婚式に参列した貴族が裾を折った」という一幕から広がったとのこと。
この書籍の著者からすると、ビジネススーツ自体が礼服に取って代わったカジュアルな服装であり、裾はダブルでもシングルでも問題無い。
さらには現代の目付けの軽いスーツでは「ダブルの方が良い」とも断言しています。
今に始まったトレンドというわけではないんですね。
私自信もスーツの裾は殆どがダブルですし、カジュアルにジャケットを合わせたりローファー等を履く事もあってダブルの方が相性が良いのでそうしています。
かといって、シングルの裾がダメという事ではなく、全体的なバランスをシンプルであったりフォーマルに見せたい場合はシングルで良いと思います。
さて、皆様はどちらでオーダーいたしますか?
この記事を書いたのは「木村駿平」
筆者「木村駿平」について
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某ファッション学校にて、レディースオートクチュールのパターン作成、縫製を専攻。
卒業後、「俺のTailor」に入社。
奥深い紳士服の世界に刺激を受けながら、日々勉強中。
趣味はワークアウト。自分のオーダースーツが着れなくなるほどの体型変化に気がかりながらも
週に3回トレーニングに費やす。サプリメント中毒者。