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無地の生地で作るスーツの表情

無地の生地で作るスーツの表情

スーツの生地には、ストライプ、チェックなどの柄が存在します。

そして「無地の生地」もある意味、生地の柄の1つです。

柄のない生地である「無地の生地」にも様々な表情があり、生地のブランドや作り方によって違います。

同系色(ネイビー)の無地系のスーツがまとまって仕上がってまいりましたので、ご紹介させていただきます。

無地の生地で仕立てるスーツの表情

総柄系の生地の表情

一番わかりやすい表情のある無地が、総柄系の無地の生地。

この生地は写真の様に、細かいブロックのような織柄が入っています。

全体を見るとこのような仕上がりです。一見無地に見えます。

カノニコのプレニアルシリーズ。スーパー110の使いやすいクオリティと、高いコストパフォーマンスが特徴です。

織り方によって違う生地の表情

平織りのスーツ

綾織のスーツ

紺無地のスーツですが、それぞれ、織り方が「平織り」と「綾織」と違った織り方をしているスーツです。

生地の風合いや光沢感、全体の雰囲気に違いを感じられるかと思います。

このように、同じ無地の生地でも織り方が違うと表情が違います。

染め方による生地の表情

こちらも無地のスーツなのですが、パリッとした無地ではなく、ネイビーが奥深い表情をしているのがわかりますでしょうか?

これは近くで見るとよりわかりやすいです。

明るいブルーと暗いネイビーの二色の糸によって構成された生地というのがわかります。

これは生地に織られる前の段階、つまり糸の段階で染められる「トップ染め」という作り方によって仕立てられた生地です。

無地でも、二色の糸で生地を作ることにより、遠目で見ても生地に深みができます。

イタリアのカノニコが得意とする表現です。

無地の生地で作るスーツの表情

ビジネススーツでは、無難に無地の生地で!!という方も多いと思いますが、素材から選べるオーダーメイドでは、その無地の中にも幅広いラインナップが存在します。

紺のスーツがしっくりくるけど、バリエーションも欲しいという方は、同じ色でも、織り方を変えて選んだり、染め方や総柄系の生地を探すのもいいかもしれません。

一歩踏み込んだ、マニアックな選び方で、スーツを楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

無地のスーツのオーダーについてはLINE@でも相談を受け付けています。ご予約もこちらから!!

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