ロロピアーナのソラーロで仕立てるサマースーツ
ロロピアーナのソラーロで仕立てるサマースーツ
ソラーロとは
ソラーロはもともとヨコ糸をカーキ、タテ糸を赤で織られている生地のことを言います。
ソラーロの生地は、20世紀初頭にイギリスが植民地を開拓した時代、熱帯地域へ派遣された人の肌を激しい日差しから守るために開発されたと言われております。
外側のカーキーは、軍人にとって実用的かつ、熱を吸収しにくい色。
内側の赤色は、「植民地の原住民の着用している赤い衣装が、熱帯地域の暑さを和らげている」と言われていたために採用されました。
ちなみにソラーロの色使いが熱を遮断するという機能性はあまり期待できません。
それでもソラーロが生まれたこのストーリーが、服好きのイギリス人たちに好まれ、伝えられ、夏ならではの生地として親しまれています。
ちなみに現在では、タテ糸とヨコ糸には「カーキー×レッド」という組み合わせに縛られず、ソラーロも様々な色味が展開されています。
ロロピアーナのソラーロ生地で仕立てるスーツ
今回ご紹介するソラーロのスーツはイタリアの名門「ロロピアーナ」のソラーロ生地。
ロロピアーナの展開するソラーロ、当店では珍しいかもしれません。
ラペルを10cmと広くし、ゴージーラインをやや下げて仕立てたクラシックな雰囲気を重視した作り。
横糸の赤色の主張がちょうどよく、適度に艶感を出したヘリンボーンの織りが、気品あふれるロロピアーナらしいですね。
イタリアンソラーロ、今季はゼニアのソラーロもありますので是非お試し下さい。
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