糸の撚り(より)とPLYについて
糸の撚り(より)とplyについて
生地の風合いを決める重要な要素に、糸の撚り(より)があります。
「撚る」というのは、羊などの毛、つまり繊維を合わせ糸にする際に行われます。
繊維を撚り合わせ、一本の糸を作り、その糸を使用して織られたものが生地になります。
撚りによって生まれる糸の長所
繊維を撚った糸には、次のようなメリットがあります。
- 一定の太さを持つことができる
- 弾力性、伸縮性がある
- 光沢を出す
- 生地の強さを生む
つまり、スーツの機能性を決めるために、糸を撚るという作業は非常に重要なものになっております。
PLY表記は何?
さて、生地によっては説明にPLY(プライ)という表記があることがあります。
これは、撚ってつくられた糸をさらに撚りあわせ、太くしたものです。
通常、2PLYというものがあります。
2PLYは双糸(そうし)とも呼ばれ、主にオールシーズンの柔らかい生地などに使用されます。
撚る糸の本数を増やして生地を織れば、当然生地は固く、ハリを産みます。
生地は縦糸と横糸を降りながら作られますが、着用による引っ張りや、服の構造上、縦方向の方が糸に対するダメージが大きいのです。
そのため、通常スーツなどで使われる生地の縦糸は双糸を使用することが多いです。
イタリア、イギリス生地の特徴は横糸の使い方で変わる
滑らかさが特徴的なイタリアの生地の多くは横糸に単糸を使用しています。
ハリ、コシが特徴的なイギリス生地には、縦糸横糸共に双糸が使われていることが多いです。
ちなみに日本の生地もイギリス式、縦横双糸というものが多いです。
生地の風合いを左右する糸の撚り
生地の風合いは、糸の撚りによっても変わってくるのです。
実際に生地を触るとその大きな違いに気づくはず。オーダー時はぜひ見比べ、触り比べてみてください。
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