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仕立て屋の提案

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洋服において、男性の選択肢は狭いと言われます。

しかしだからこそ奥深いと考え、私達は着手であるお客様のパーソナリティを最大限に引き出す一着を仕立てる事に集中します。

かつて人々を魅了する数々のアートを生んだミラノ郊外の小さな町『ORENO』の様に、お客様にとっての唯一無二の存在になれる事を祈って。

この記事は「仕立て屋の提案」カテゴリーの記事

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【保存版】《イタリア・イギリス・日本》産地別スーツ生地の特徴とは?

俺のTailor埼玉県川越市のオーダーメイド専門店『俺のTailor』です。あなたのキャラクター、体型を最大限に活かした飽きのこない”リアルクローズ”をお届けいたします。 スーツだけじゃなく、シューズや新郎衣装等も取り扱っております。

イタリア・イギリス・日本「スーツ生地はどこで作られたものが良いのか?」

スーツをオーダーしていただく時に最初の行程となるのが「生地選び」

オーダーに慣れたお客様は、ご自身の好きな雰囲気の生地を把握されているかと存じます。

また、常連のお客様などは、私たちテーラーがお好みを把握しておりますので、生地の提案、決定まではスムーズです。

オーダースーツをあまり仕立てたことがない方は、どの生地がいいものなのか、何が自分に合っているのか、わからないことが多いのではないでしょうか?

オーダーに慣れた方でも、様々な産地、種類の違う生地を検討していただいたことがありますでしょうか?

スーツの生地で代表的な「イタリア」「イギリス」そして「日本」の中から、ご自身にあった最適な生地はどこの生地なのか、検討してみてください。

スーツ生地の主な産地はイタリア・イギリス

生地の主な産地は、イタリアとイギリスです。その中でも、

  • イタリア ビエラ
  • イギリス ハダースフィールド

が特にスーツ生地の産地として有名です。

その理由の1つに、スーツ生地を作るにあたり重要な行程である「洗浄・染色・仕上げ」などの工程において、良質な水質が求められ、その水源がある場所というものがあります。

イタリアのビエラはアルプス山脈の軟水である湧き水が流れるコルボ川、チェルヴォ川などがあり、イギリス、ハダースフィールドには、コルネ川、ホルム川などからの水に恵まれています。

世界的に有名な日本の生地の産地「尾張 」

日本にも世界的に有名な生地の産地があります。

それが、愛知県の尾張西部地域から岐阜県西濃地域あたり「尾張」と呼ばれる地域です。

ここにも、良質な水を確保できる「木曽川」が流れています。

素晴らしい生地を生産する工場が集中し、産地となっている地域には、良質な水源が存在するという共通点があるのです。

それぞれの産地での生地の特徴

  • イタリア生地=艶やか、しなやか、柔らかく軽さのある仕立てに向いている。上品であり高級感がある。色使いがうまく、流行的なデザインが特徴で個性的な生地も多い。原毛の細い生地などは耐久性に劣る。
  • イギリス生地=ハリ、コシがある。落ち着いた印象があり、重厚感を感じる。厚み、重みがあり、耐久性が高い。伝統的なデザインが特徴的。日本の気候で真夏ではやや暑く感じるクオリティも多い。
  • 日本(尾張)の生地=滑らかさがあり、光沢感もありながら耐久性も良い。丁寧かつ伝統的な織り方による空気を含んだ風合いが特徴。デザインのバリエーションがやや少なく落ち着いた生地が多い。

それぞれの国によってこのような特徴の違いがあります。

イタリアは緯度が低く暖かい、イギリスは緯度が高いので寒い、国ごとに気候的に求められる生地のクオリティも違い、それが生地の特徴になっている部分もあります。

また、国ごとの考え方の違いも存在し、「その時期ごとの流行や自身の表現を大切にするイタリア」に対し、「伝統に重きをおき保守的なイギリス」などと、それぞれの国民性にも、生地の特徴が表れています。

日本(尾州)の生地の作り方・考え方

世界中に生地を供給しているイタリア・イギリスの生地ブランドですが、日本の尾州の生地も世界的に評価されている生地になっています。

最大の特徴は、昭和初期に作られた昔ながらの織り機「ションへル織機」を使用しているところです。

ションヘル織機

300年以上の歴史があるようなブランドも存在するイタリア・イギリスの生地は、最新の設備を導入しているところが多いです。

そんな中尾州では、50年以上も前の織機である「ションヘル織機」を使用しています。

このションヘル織機、現在ヨーロッパで主流のエアジェット織機が一日に150m(3反)以上織れるのに対し、50m(1反)織るのに3日かかるほど、ゆっくりと織ります。

このションヘル織機は、手織りの原理を動力化したシンプルな構造です。

それぞれの部品が、一人の職人の手のように与えられた役職をこなし、繊維を痛めることなく優しくゆっくりと丁寧に織り上げていきます。

糸の張りも緩くなり、手触りが柔らかく膨らみ、収縮力があり、しなやかな風合いが最適なスーツ生地となります。

まさに手織りの風合いを保つためのこだわりの製法なのです。

ションヘル織機で織った生地で作るスーツは、体への馴染みがよく、着心地に優れます。

スーツ生地はどこで織られたものが良いのか?

生地の産地によって、様々な特徴やこだわりを感じられます。

  • どこで織られた生地が良いのか?

という疑問は、ご自身の求めるクオリティ・着用する環境などによって最適なものが変わってくることがわかりました。

さらにスーツ生地は、ヨーロッパのブランドものだけでなく、日本の生地も素晴らしいということをわかっていただけましたでしょうか?

次回のオーダーする生地はどんな生地を使用するか。ご自身にあった生地を選ぶために、参考にしてみてください。

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フィッター 木村駿平

某ファッション学校にて、レディースオートクチュールのパターン作成、縫製を専攻。

卒業後、「俺のTailor」に入社。

奥深い紳士服の世界に刺激を受けながら、日々勉強中。

趣味はワークアウト。自分のオーダースーツが着れなくなるほどの体型変化に気がかりながらも
週に3回トレーニングに費やす。サプリメント中毒者。

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