平織りと綾織
平織りと綾織
スーツは基本的に「平織り」と「綾織」の組織でできています。
縦糸をおき、横糸を通していくことで織物が作られます。
今回は毛織物で使用されることの多い「平織り」と「綾織」についてです。
平織り
平織りは、縦糸と横糸を交互に交差して織られています。
縦と横の交差が多いので、もっとも強度があり、夏素材やシャツに使われる薄手の生地に多く使われます。
織り方のイメージ(平織)
綾織
綾織は斜文織とも言われ、縦糸の交差によって、生地の表面に綾目がでる織物のことを言います。
平織りに比べ糸同士の隙間が広く、より密になろうと糸が近くなるので、厚い生地になります。
主にオールシーズンや秋冬物の生地に使用されます。
織り方のイメージ(綾織)
使用に応じて織り目を見る
どちらの織りもシーズンに関係なく存在しますが、耐久性がある、涼しい、密度がある、厚みがあるなど、それぞれの織り方の特徴を知ることで、ご自身の使用する環境やシーズンにあった生地を選べると思います。
ブランドによってでも、織り方の特徴が違いますので、生地をみて触れるテーラーでのオーダーもぜひご検討ください。
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