ウエディング
この記事は「ウエディング」カテゴリーの記事
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2017/12/17
現在ブライダルウエアのオーダー市場が徐々に盛り上がりをみせています。
2016年のデータによると式場や式場の提携先以外で衣装を購入・レンタルしている新郎の割合は11.5%、まだまだの市場ですが年々この%は伸びています。
この先見の目を持った方達がいざ自分の結婚式で何を着よう!?と考えた時にフォーマルルールって何??という壁にぶつかりネットをウロウロ、という事が多いんですね。
サイトによって書かれている事も違ったり、、、どうすればいいんだ!という方に向けて現代版のブライダルシーンでのルールを分かりやすく説明しようと思います♪
あくまでも参列者側ではなく新郎の為のルールブックです!是非参考にして下さい♪
いわいるフォーマルの場でのランクを表した表現に【正礼装】【準礼装】【略礼装】があります。
正礼装が一番格上で略礼装が格下という事になります。
参列者も含めドレスコードが会場毎で指定されていれば分かり易いのですが、残念ながら私も含め民間人が出席するフォーマルの場では殆どの場でドレスコードの明確な指定はありません、、、、。
だからこそ悩む!w
元を正せばドレスコードが無いならなんだって良いじゃん!って事になりそうですが、このフォーマルルールをしった上で自分の装いを決めるって事が重要です。
知らぬが仏とは言わず、知見を広げてみましょう!一旦おさらいです♪
《燕尾服とモーニング》
男性の衣装においてもっとも格式が高いものとされる正礼装。
具体的にはお日様のある内はモーニングコート、日の入りからは燕尾服又はタキシードというのが一般的な考えです。
しかし、現在結婚式で着用される新郎衣装において燕尾服は殆ど用いられず、モーニングに至ってはお父さんが着るものだという印象が日本だと結構根付いています。
という事でタキシードが大半。
タキシードは別名ディナー・ジャケットと言われますが、昼夜関係なく正礼装として使われています。
どうしても日中の式なのでモーニングコートが着たいという方はお父さんが着る縞模様のズボン(コールパンツ)ではなく上下共地で揃えたものを選ぶと良いでしょう。
《ディレクターズスーツとフロックコート》
正礼装の次にくるのが準礼装。新郎においての選択肢は、ディレクターズスーツ・フロックコート・ファンシータキシード(※)があります。
昼の準礼装であるディレクターズスーツとフロックコート、日本では前者のディレクターズスーツは主賓が着る習慣があり日本ではあまり好まれません。
後者のフロックコートが本命。
《アスコットタイとフロックコート》
※ファンシータキシードとは黒や濃紺(ミッドナイトブルー)以外の生地で誂えたタキシードの事を言います。
上下違うセパレートタイプのタキシードやブルー、白等色彩豊かタキシードがこれに当たります。こちらもやはり昼夜関係なく世界中で着られています。
《モヘア混の光沢ある生地で仕立てたネイビータキシード》
《ロングスーツ》
新郎においての略礼装は簡単にいうと普段のスーツよりちょっと華やかな、高級なものという装いです。
日本フォーマル協会では着丈の長いロングスーツが挙げられていますが、カジュアルウエディング等で着られるジャケットスタイル(同:ジャケパンスタイル)等もこちらに当たります。
夏ならば麻を使った装いで季節感を意識したり、お色直しでデニム等を使って着崩してみたりと面白い発想も沢山皆様持ち込まれます。
自分たちの結婚式を楽しみたい!という方は自由な発想で楽しみましょう♪
冒頭で述べたようにそもそも日本では、新郎衣裳は式場でレンタルするのが一種の通例となっておりそこで借りる衣装はいかにもギラギラと飾ったオーバーなものが殆ど。
素材もクリーニングの頻度を意識したポリエステル等の化繊が中心です。
そもそも残念ながらフォーマルルールなんていうのははなっから大切にされていないというのが日本のウェディング業界の現状と言えます。
別の言い方をすれば柔軟だし自由とも言えるかも。
本人が主役なのだから着たい物を着れば良い、と言えばそれまでだし、自由なのが当たり前になっている中で、そこまでフォーマルルールは重要??と感じる方のご意見はもっともだと思いますが、そんな中だからこそ正統派のタキシードなんかを着ていると格好良いではないではないか?とも思います。
例えばタキシードで言えば、あくまでも正礼装として扱われるのは黒や濃紺(ミッドナイトブルー)ですが、これにブラック・タイではまさに夜会服になってしまいます。
もし、日中にタキシードを着るのであれば、昼の色であるシルバーグレーなどのタイに変えるのが良いでしょう。
会場の雰囲気によって柄物などの小物に変えるのも手です。
中に着るベストやカマーバンド、足元まで意識出来たらもう完璧です。
この記事を書いたのは「倉持悠也」
筆者「倉持悠也」について
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大学卒業後勤めた会社で上場、倒産、新会社の立ち上げという激流に流されたTwenties。
自ら城を築くべく、「俺のTailor」を立ち上げる。
しかし、経営者の道のりこそ激流だと気付いたRecentry。
趣味はサーフィン、出来れば南の島で時の流れに身を任せたい。