【コンポラスーツの仕立て】コンポラのディテールをビジネス風にアレンジ
「コンポラスーツの仕立て」コンポラのディテールをビジネス風にアレンジ
コンポラスーツのお仕立てのご依頼をいただきました。
コンポラスーツというと、玉虫に輝くスーツ生地に、低く細い襟、拝みボタンなど、生地やディテールにこだわりが詰まっているのが特徴です。
そんなコンポラスーツをビジネスシーンでも着用できるように、今回、表生地やディテールを、本来のコンポラとビジネススーツをミックスしたようなオーダーいただいております。
コンポラスーツは、既製品にもいろいろなブランドが存在するも、サイズ感が合わず、着用できないという方も多いみたいです。
今回特徴的なディテールのご要望を多くいただいたコンポラスーツを納品させていただきましたので、ご紹介です。
低いゴージーと細い襟
最大の特徴でもある、低く細く設定した襟元がコンポラスーツのシルエットを実現しております。
衿幅は5センチです。
腰のダーツのないボックスシルエット。細いフラップポケット。拝みボタン
腰回りにも注目です。
本来胸の丸みとウエストのシェイプを形作る腰のダーツを取りのぞき、ウエストがストンと落ちてくるボックスシルエットを形作っています。
また、3センチに設定したポケットの蓋、フラップポケットも特徴的です。
またコンポラスーツといえばの、中心の拝みボタンも選んでいただきました。
サイドベントとマジョーラカラーの裏地
コンポラスーツというと、短いサイドベントを取り入れます。
今回は10cmにしました。
裏地にはイギリスのリアブラウンダンスフォードの角度によって、色味の見え方が異なるマジョーラカラーの裏地を使用していただいております。
スラックスにもオリジナルの仕様
こちらはコンポラスーツに合わせたというよりオリジナルの仕様。
1.5cmと細いダブルの裾に、お尻のボタンは「チー」という仕様になっています。
最近ではラルフローレンなどのアメリカのブランドのスーツでもみられるディテール。
中心の中ボタンにも、「テング」を採用し、よりビズポークを楽しんでいただきました。
オリジナルの仕様も様々承れます。
作成の難しいコンポラスーツもぜひオーダーお待ちしておりますので、ご自身のこだわりを思う存分取り入れたスーツをオーダーしてみてはいかがでしょうか?
p.s 2着目もオーダーいただいております。襟、ポケットの角度を微調整し、ネクタイも合わせてオーダーしていただきました。
コンポラスーツを作りたいかた、コーディネート、スタイリングについて気になる方は、LINE@にて相談を受け付けています。ご予約もこちらから!!