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カジュアル, 雑談

バスケットな生地で仕立てたチェックジャケット

バスケットな生地で仕立てたチェックジャケット

フォックスの生地、「スタンプフォードチェック」と名がついたバスケット織りの生地にて、ジャケットを仕立てていただきました。

見たことのないような珍しいチェックの配置。ありそうでない唯一無二のデザインですね。

縦糸、横糸共に2本ずつ糸を揃えておられるバスケットという生地。糸と糸の間に隙間ができやすくなるこの織り方の生地を使用して作られるジャケットは、通気性抜群で、まさに春夏の時期に最適なジャケットと言えます。

1803年に生まれたデザインのアーカーブとしてコレクションされたこの生地。時代を超えてクラシック回帰とされる今日のカジュアルスタイルに甦って来ました。

フォードの意味合い

ちなみに、この生地名でもそうですが、様々な場面で、目に・耳にする「フォード」という言葉。同じ意味合いで、ドイツ語になると「フルト」となります。

この「フォード」「フルト」の意味は共通していて、「洗い越し」という意味。

写真のように橋をかけることなく、道路と川が平面交差していることをそう言います。

大規模な河川に対する洗い越しは、渡り、渡し、川越(かわごし)などと呼ばれ、その名残は今も地名として残っています。

オックスフォード・フランクフルトなどという都市の名前も、このような名残によるものです。

川を徒歩で渡れる場所は、交易や戦争にとって重要で、城や関所、城下町として栄えました。

俺のTailorのある川越。「面白いところで繋がったな」とワクワクしてしまいました。

持った瞬間から、ふわっと軽やかなジャケット。それでいて、コシのある耐久性のありそうな生地です。

着心地の良いような通気性の良いバスケット生地は、アメリカントラディショナルのパターンで仕立てました。これからの暑い時期に活躍してくれそうです。

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