仕立て屋の提案
洋服において、男性の選択肢は狭いと言われます。
しかしだからこそ奥深いと考え、私達は着手であるお客様のパーソナリティを最大限に引き出す一着を仕立てる事に集中します。
かつて人々を魅了する数々のアートを生んだミラノ郊外の小さな町『ORENO』の様に、お客様にとっての唯一無二の存在になれる事を祈って。
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洋服において、男性の選択肢は狭いと言われます。
しかしだからこそ奥深いと考え、私達は着手であるお客様のパーソナリティを最大限に引き出す一着を仕立てる事に集中します。
かつて人々を魅了する数々のアートを生んだミラノ郊外の小さな町『ORENO』の様に、お客様にとっての唯一無二の存在になれる事を祈って。
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2020/04/28
いつも当店をご利用頂いているお客様との会話の中で、ジャケットの下に着るTシャツって選ぶの難しいよね!?と他愛の無い会話から始まった現在進行中のこの企画。
商品化されるかは正直まだまだ未知数ですが(笑)、テーラーである我々がTシャツに本気で拘ったらどこまでいけるか、とこの自粛期間を利用して小さな挑戦をしてみる事にしました。
そもそも、テーラーでTシャツ?と首を傾げる方もいるかもしれませんが、【ビジネスウエアのトータルコーディネイト】をご提案させて頂いている私達としては多様化している昨今のビジネスウエアのシーンの中で、ご要望の声があるのであればやってみよう!という事で手を余すくらいならばといくつか普段とは違う事をし始めています。
そんな事でさっそくメーカー各社からサンプル生地を取り寄せてみたところ、Tシャツといえどもなんとも奥が深いこと、、、上記の写真はTシャツの生地というカテゴリーの中でも【天竺(てんじく)】という生地のサンプルのごく一部ですが織り方、素材、ウェイトに至るまで膨大な数の生地が存在します。
正直、触っただけでは仕上がりまで想像するのは至難の業で、始めてオーダースーツを仕立てにご来店下さるお客様のお気持ちが改めてよく分かりました。
やはり提案や仕上がりを想像するサンプルなどがないとこれだ!とはこの時点で決めきれませんね。
そして、デザインの基となるパターン(型紙)の作成。
こちらはあくまでもジャケットの中に着る、というのがコンセプトですので流行りは追いません。
今どきのオーバーサイズTシャツももちろん作ろうと思えば出来ますが、今回はジャケットの中に着て相応しいモノ、気心地が良いモノというのをテーマとして掲げています。
パンツはその時の流行や好みが出やすいアイテムですが、ジャケットは流行の少ないアイテムですので、その中に着るTシャツという事であれば長く愛せるアイテムとして私達の提案するアイテムとしても相性が良さそうです。
恐らく数多くのテーラーの中でもオーダーのTシャツを仕立てられるところはおそらく日本全国を探しても無く(大いにビジネス的な観点からの理由が考えれますが)、実現すれば日本で初めてとなるかもしれません。
ということで続きは乞うご期待ください!
ご興味のある方がいれば、サンプルなどお見せしますので実際の生地など触ってマイベストTシャツについて盛り上がりましょう!笑
この記事を書いたのは「倉持悠也」
筆者「倉持悠也」について
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大学卒業後勤めた会社で上場、倒産、新会社の立ち上げという激流に流されたTwenties。
自ら城を築くべく、「俺のTailor」を立ち上げる。
しかし、経営者の道のりこそ激流だと気付いたRecentry。
趣味はサーフィン、出来れば南の島で時の流れに身を任せたい。