スタイリングテクニック
洋服において、男性の選択肢は狭いと言われます。
しかしだからこそ奥深いと考え、私達は着手であるお客様のパーソナリティを最大限に引き出す一着を仕立てる事に集中します。
かつて人々を魅了する数々のアートを生んだミラノ郊外の小さな町『ORENO』の様に、お客様にとっての唯一無二の存在になれる事を祈って。
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洋服において、男性の選択肢は狭いと言われます。
しかしだからこそ奥深いと考え、私達は着手であるお客様のパーソナリティを最大限に引き出す一着を仕立てる事に集中します。
かつて人々を魅了する数々のアートを生んだミラノ郊外の小さな町『ORENO』の様に、お客様にとっての唯一無二の存在になれる事を祈って。
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2018/10/14
スーツの色味では定番のグレースーツ。
オーダーメイドのスーツとしてはネイビーのスーツの人気の方がやや高くありますが、クラシックな装いがトレンドとなっている今、シックなスタイリングを求めるお客様も多くなっています。
今回ロロピアーナの生地、フォーシーズンスの生地にて仕立てていただきました。
水牛ボタンを使用していただいていますが、グレーのスーツの表情に、やや茶色く光る高級感のある水牛ボタンがとてもよく合っています。
さて、この機会にグレースーツについて、掘り下げてお話しさせていただきます。
個人的にも大好きなグレーのスーツ。
私の成人式のスーツもグレーを着て行ったのですが意外と着ている人が少なく逆に目立って内心喜んでいたのが懐かしいです。
このグレーという色。
定番のど真ん中であるからこそ、逆に着こなし方が見つからないという方も多いのではないでしょうか。
やはり同じく定番というとネイビーの方が取り入れやすく人気です。
そんなグレースーツの着こなし方、魅力を知っていただき、ぜひ次のスーツはグレーでオーダーとい選択肢も増やしていただきたいです。
そこで注目したいのが、グレースーツの表情というものです。
ベーシックな色合いだからこそ魅力的な部分が顕著に現れて来ます。
グレー、灰色という色は、白と黒を混ぜ合わせて作る「無彩色」というものです。
つまり「明るさのみで表現される色」というもの。
そのため素材感や色合いの明るさ、さらには柄などが重要なものになって来ます。
そこで色味を付け足すのに、重宝するのが「ネクタイ」
もしネクタイの趣味が色柄多い鮮やかなものでしたら、グレースーツというのは最適なものではないでしょうか。
コーディネートも、ネクタイを変化させるだけなので幅が広がります。
またクレリックシャツとの相性がいいことも個人的には嬉しいです。
無彩色だからこそ、他のアイテムと色の喧嘩がなく、よりスタイリッシュなコーディネートができると思いますので、グレーの生地で作るスーツ、オススメです。
https://oreno-tailor.com/lolo2018aw/
この記事を書いたのは「木村駿平」
筆者「木村駿平」について
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某ファッション学校にて、レディースオートクチュールのパターン作成、縫製を専攻。
卒業後、「俺のTailor」に入社。
奥深い紳士服の世界に刺激を受けながら、日々勉強中。
趣味はワークアウト。自分のオーダースーツが着れなくなるほどの体型変化に気がかりながらも
週に3回トレーニングに費やす。サプリメント中毒者。