スタイリングテクニック
洋服において、男性の選択肢は狭いと言われます。
しかしだからこそ奥深いと考え、私達は着手であるお客様のパーソナリティを最大限に引き出す一着を仕立てる事に集中します。
かつて人々を魅了する数々のアートを生んだミラノ郊外の小さな町『ORENO』の様に、お客様にとっての唯一無二の存在になれる事を祈って。
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洋服において、男性の選択肢は狭いと言われます。
しかしだからこそ奥深いと考え、私達は着手であるお客様のパーソナリティを最大限に引き出す一着を仕立てる事に集中します。
かつて人々を魅了する数々のアートを生んだミラノ郊外の小さな町『ORENO』の様に、お客様にとっての唯一無二の存在になれる事を祈って。
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2017/12/16
年内の納品もそろそろ大詰め。冬物をオーダーしていただいたお客様のスーツが、大量に納品待ちしている状態です。たくさんのご注文、ありがとうございます。
さて、お客様の話では、日本ではクールビズのために一年の1/3以上がネクタイなしの期間となっていることも多いとか。(厳密には6/1〜9/30日)衣替えに合わせ、ネクタイを用意するのが毎回迷ってしまうというお話でした。
今回は、当店のお客様でも選んでいただくことの多い、柄の入ったスーツに合わせるネクタイの合わせ方、シャツの合わせ方にふれ、Vゾーンの作り方について書いていきたいと思います。
スーツをオーダーするのと一緒に、そのスーツに合うシャツをオーダーしていただくことも多いのですが、お好みがなくて提案させていただく場合は、基本的に無地のもの、「ホワイト」と「ブルー」のシャツをオススメしています。
織柄が入ったものがお好みで、ビジネススーツに合わせるシャツに柄を入れる場合は、「ベースの色と差が少ない色の柄が入っているシャツ」をオススメします。こちらも、遠目で見ると無地に見えます。ビジネスシーンでは最も合わせやすいシャツの選び方です。
個性的な柄が多く選べることが特徴的なオーダースーツ。既製品では見られないようなデザインを選べるのが魅力です。スーツに個性的な柄が入ると、コーディネートも難しくなるかもしれません。
例えば、この写真のようなスーツ。ベーシックなネイビーがベースにいますが、赤のオーバーチェックが乗っている個性的なもの。ネクタイを選ぶのに迷ってしまうかもしれません。
柄の入ったスーツに共通するネクタイ選びのテクニック。それは、、、
「柄から色を拾う」
ということ。この写真であれば、「濃いめの赤いネクタイ」・「ベースの色より濃い目のネイビー」・「ベースの色より明る目のネイビー」が柄に入っているのでそのような色をネクタイでも選びます。そうすることにより、色が喧嘩することなく、スーツにも馴染むネクタイ選びができると思います。
無地のスーツに関しては、柄が喧嘩しない分、どんな色でも合わせやすいです。ネクタイの代表的な柄である小紋柄などで、華やかな印象のある色や落ち着いた色など、場面によって付け替えるのもいいですね。
色に関する印象についてまとめた記事もありますので見て見てください。
この記事を書いたのは「木村駿平」
筆者「木村駿平」について
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某ファッション学校にて、レディースオートクチュールのパターン作成、縫製を専攻。
卒業後、「俺のTailor」に入社。
奥深い紳士服の世界に刺激を受けながら、日々勉強中。
趣味はワークアウト。自分のオーダースーツが着れなくなるほどの体型変化に気がかりながらも
週に3回トレーニングに費やす。サプリメント中毒者。