ウエディング
この記事は「ウエディング」カテゴリーの記事
この記事は「ウエディング」カテゴリーの記事
2017/12/12
タキシードにはショールカラーとピークドラペルという、襟の形が違ったものが存在します。
カラー、ラペルと襟の呼び名も違いますが、これはCollar(訳:襟)に対してLapelは下襟の事を言うので呼び名も変わってきます。
こちらがピークドラペル、燕尾服やダブルのスーツにも使われているので比較的馴染みがある襟型かもしれません。
一方のショールカラーは、元々タキシードの語源となったアメリカの地『Taxedo Park』の舞踏会にて主催したアメリカの煙草王の息子が着たガウン(室内着)が起源とされ、タキシード以外では見ない襟型となっています。
実際、Smoking JacketとUS Yahoo等で検索するとそれらしきガウンがヒットしてきますが、燕尾服がドレスコードの中、大金持ちのドラ息子がした丈の短い楽な格好がこれだけ流行るのですから、服の進化もそう考えると面白いものです。(実際にはドラ息子かどうかは分かりませんが。。)
もしかしたら、タキシードはアメリカらしい自由な風土が生み出した服装と言えるかもしれません。
話しを戻しますが、タキシードの襟の形が違う事で何かルールは変わってくるのでしょうか?
答えはNOです。
伝統を重んじるイギリスでは燕尾服に似たピークドラペルのタキシードを好んで着るとかはあるみたいですが、特に襟の形でフォーマルルールの違いは存在しません。
日本の場合、結婚式等の参列者としてタキシードを着用する場合はピークドラペルの方が好まれていますが、新郎衣装としてはどちらを選ぶかは単純に見た目の好みで良いと思います。
とはいっても論理的に考えるのが好きな紳士には、悩ましいところ。
もしかしたら、タキシードの色や会場の雰囲気で何となく自分の中でテーマを決めると決めやすいのかもしれません。
例えばホテルウエディングなら燕尾服の様にピークドラペルにしよう!とか、海外挙式やガーデンウエディングならショールカラーで生地も明るい色を。とか。
とはいえ、タキシードと聞くととんでもなくかしこまった服と思われるかもしれませんが、元々は上流階級の中で燕尾服に取って代わって流行った気楽な服です。肩肘はらずに自分流に着こなすのがタキシードの本来の性質かもしれませね♪
この記事を書いたのは「倉持悠也」
筆者「倉持悠也」について
倉持悠也をSNSでフォローするならこちら
大学卒業後勤めた会社で上場、倒産、新会社の立ち上げという激流に流されたTwenties。
自ら城を築くべく、「俺のTailor」を立ち上げる。
しかし、経営者の道のりこそ激流だと気付いたRecentry。
趣味はサーフィン、出来れば南の島で時の流れに身を任せたい。