雑談
洋服において、男性の選択肢は狭いと言われます。
しかしだからこそ奥深いと考え、私達は着手であるお客様のパーソナリティを最大限に引き出す一着を仕立てる事に集中します。
かつて人々を魅了する数々のアートを生んだミラノ郊外の小さな町『ORENO』の様に、お客様にとっての唯一無二の存在になれる事を祈って。
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洋服において、男性の選択肢は狭いと言われます。
しかしだからこそ奥深いと考え、私達は着手であるお客様のパーソナリティを最大限に引き出す一着を仕立てる事に集中します。
かつて人々を魅了する数々のアートを生んだミラノ郊外の小さな町『ORENO』の様に、お客様にとっての唯一無二の存在になれる事を祈って。
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2017/11/23
この時期になると美味しいビールがあります。ビールといえば、爽快感のある苦味の効いたグビグビと行けるもの、夏のイメージの方が強いと思いますが、実は冬のビールも絶品です。
私の好きなヨーロッパのビールには、クリスマスビールという種類のビールが存在し、寒くなるこの頃、ビール専門店などのお店ではすでに取り扱いが始まっています。爽快感や苦味が特徴的な暑い時期に美味しいビールに比べ、とても濃い味わいが特徴。アルコール度数も高くなり高いもので15%を超えるビールも存在します。
先日いただいた「ゴードンクリスマス」というベルギービール。ぶどうのような甘みとキャラメルのような香ばしさ。しっかりとした泡立ちからは想像のつかないような優しい口当たりに続き、ホップの苦味の余韻が楽しめる素敵なビールでした。
さて、そのゴードンクリスマスの専用のグラスが素敵でした
変わった形のグラスでしょう。ゴードンがもともとスコッチエールというのもあり、これはスコットランドの国家でもある「アザミ」型のグラスを使用しているというエピソードを教えていただきました。
さて、先日も紹介したポーターハーディングのソーンプルーフ。最近お客様にオススメしたこともあり、個人的にも気になっているツイードの名門ブランド。この「ソーンプルーフ」は荒野を歩く際に服地に植物のトゲが刺さってもものともしない高いパフォーマンスが特徴ということを記事内でお話ししました。
棘に耐える耐久性があるストーリーは有名なのですが、この棘というのが何の棘なのかは触れられることはありませんでした。そしてそれは、まさにポーターハーディングの生まれたスコットランドの荒野に咲くアザミだったということが、ビールをヒントにわかったというわけです。
身にまとう服のちょっとしたエピソードやストーリー。知っていると会話が一つ楽しくなりそうです。これからの時期、最適なソーンプルーフの生地で仕立てるジャケットは如何でしょう。
この記事を書いたのは「木村駿平」
筆者「木村駿平」について
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某ファッション学校にて、レディースオートクチュールのパターン作成、縫製を専攻。
卒業後、「俺のTailor」に入社。
奥深い紳士服の世界に刺激を受けながら、日々勉強中。
趣味はワークアウト。自分のオーダースーツが着れなくなるほどの体型変化に気がかりながらも
週に3回トレーニングに費やす。サプリメント中毒者。