スタイリングテクニック
洋服において、男性の選択肢は狭いと言われます。
しかしだからこそ奥深いと考え、私達は着手であるお客様のパーソナリティを最大限に引き出す一着を仕立てる事に集中します。
かつて人々を魅了する数々のアートを生んだミラノ郊外の小さな町『ORENO』の様に、お客様にとっての唯一無二の存在になれる事を祈って。
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洋服において、男性の選択肢は狭いと言われます。
しかしだからこそ奥深いと考え、私達は着手であるお客様のパーソナリティを最大限に引き出す一着を仕立てる事に集中します。
かつて人々を魅了する数々のアートを生んだミラノ郊外の小さな町『ORENO』の様に、お客様にとっての唯一無二の存在になれる事を祈って。
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2017/12/01
フォックスブラザーズの生地にてスリーピーススーツを作っていただきました。
ベストの風合いを変えるブログも少しずつ書いていたのですが、その影響もあってか、ベストを単品でオーダーいただく機会も増えました。スーツをオーダーする際に、それに合うベストも一緒に仕立てる方や、お持ちのスーツに合うベストのみをお仕立てしていただく方など、おしゃれな方ばかり。
今回のオーダーは、フランネルで有名なフォックスブラザーズのウーステッド生地。チャコールグレーのシャークスキン柄という渋みの良さを引き出す深い生地。スリーピースでも着れるようにオーダーしていただきました。
フォックスの生地ならではの、優しく、柔らかく軽い、イギリス生地の打ち込みの良さを押さえつつ、光沢感や滑らかさも味わえる不思議な風合い。お客様曰く、袖を通した瞬間に衝撃を受けたそうです。
使用したスーツのモデルは、アメリカントラディショナルな型紙をリモデルしたオリジナルの「ロイヤルサック」のモデル。前身頃にダーツを取らず、ゆとりをアームホール側に逃がすことにより、腕・肩周りがゆったりと着心地の良いモデルです。
さて、こちらがベストを変えて撮影したもの。
グレーのグラデーションを変化させトーンのギャップを大きくしていますが、シャークスキンの柄を拾ってあげることにより生地同士をなじませてあげ、コーディネートにまとまりを産ませています。
この記事を書いたのは「木村駿平」
筆者「木村駿平」について
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某ファッション学校にて、レディースオートクチュールのパターン作成、縫製を専攻。
卒業後、「俺のTailor」に入社。
奥深い紳士服の世界に刺激を受けながら、日々勉強中。
趣味はワークアウト。自分のオーダースーツが着れなくなるほどの体型変化に気がかりながらも
週に3回トレーニングに費やす。サプリメント中毒者。