スタイリングテクニック
洋服において、男性の選択肢は狭いと言われます。
しかしだからこそ奥深いと考え、私達は着手であるお客様のパーソナリティを最大限に引き出す一着を仕立てる事に集中します。
かつて人々を魅了する数々のアートを生んだミラノ郊外の小さな町『ORENO』の様に、お客様にとっての唯一無二の存在になれる事を祈って。
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洋服において、男性の選択肢は狭いと言われます。
しかしだからこそ奥深いと考え、私達は着手であるお客様のパーソナリティを最大限に引き出す一着を仕立てる事に集中します。
かつて人々を魅了する数々のアートを生んだミラノ郊外の小さな町『ORENO』の様に、お客様にとっての唯一無二の存在になれる事を祈って。
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2017/10/25
この時期は、スーツと一緒にコートのオーダーをしていただくことが多く、冬に備え、コートに使える暖かい素材を多く揃えています。
コート生地に使われる生地というのはスーツの生地などと比べると分厚く重いものが多いです。秋冬のイメージからか、暖色のものや、色の明るさ・トーンが暗いものをよく見ます。
ではこれからの時期、コートを用いたコーディネートというのはどのようにすれば良いのでしょうか。
厚い生地、重ね着し分厚くなりそうなシルエット、暗いトーン。コーディネートが難しそうな時は、差し色を使います。
差し色とは、メインとなる全体の印象を与える色合いに、ポイントを加えるために差し入れる色のことです。
例えば、濃いネイビーの肉厚なツイード素材のコートには、マスタードイエローのハイゲージニットを合わせて見ました。ハイゲージとは細かい編みのことで、すっきりとした印象をうみます。
中に着るシャツは、ブラウンのストライプ。襟元に柄を組み込むことも、コーディネートのポイントとなります。合わせたネクタイは、ウール素材のもので統一感を加えました。
このコーディネートはカラーコーディネートで多く使われる対象色相の配色でもあり、色合いに調和感が生まれます。色の組み合わせに困った時は、試して見てください。
この記事を書いたのは「木村駿平」
筆者「木村駿平」について
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某ファッション学校にて、レディースオートクチュールのパターン作成、縫製を専攻。
卒業後、「俺のTailor」に入社。
奥深い紳士服の世界に刺激を受けながら、日々勉強中。
趣味はワークアウト。自分のオーダースーツが着れなくなるほどの体型変化に気がかりながらも
週に3回トレーニングに費やす。サプリメント中毒者。