スタイリングテクニック
洋服において、男性の選択肢は狭いと言われます。
しかしだからこそ奥深いと考え、私達は着手であるお客様のパーソナリティを最大限に引き出す一着を仕立てる事に集中します。
かつて人々を魅了する数々のアートを生んだミラノ郊外の小さな町『ORENO』の様に、お客様にとっての唯一無二の存在になれる事を祈って。
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洋服において、男性の選択肢は狭いと言われます。
しかしだからこそ奥深いと考え、私達は着手であるお客様のパーソナリティを最大限に引き出す一着を仕立てる事に集中します。
かつて人々を魅了する数々のアートを生んだミラノ郊外の小さな町『ORENO』の様に、お客様にとっての唯一無二の存在になれる事を祈って。
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2017/11/29
すでに何着もオーダーしていただいているお客様で、普段はジャケット&パンツスタイルが多く、スーツもコットンを使用してのカジュアルスーツをオーダーしていただいておりました。今回は、久しぶりにスーツを仕立てるということでご来店。
ネイビーのスーツは何着か持っているので、少し色味の珍しい変わったもの。ストライプばかり着ているので今回はチェックにしてみようかな。というご要望でした。
合わせるネクタイに迷うということでしたので、色の組み合わせがしやすいグレーの生地をお見せしましたが、やはりもう少しテイストがあるものを。ということで今回はベストの色味を変えてみてはとご提案させていただきました。いわゆるオッドベストです。
話し合いを続け、スーツの上下にはランバンのネップの入ったおしゃれなブラウン生地をチョイス。ベストも単色のグレーながら、織柄が特徴的であるビエレッシのものをピックアップ、ダブルベストで仕立てました。
ネクタイの色味を際立たせるグレーのベストは、色合いの豊かなブラウンスーツの全体をまとめてもくれます。ブラウンだけでなく、ネイビーにも合わせやすいグレーのベスト。すでにオーダーしているスーツにも着回しができるということでとても気に入っていただきました。
ベストを着る機会が増えるこの季節のスーツ。アイテムの色を変えてあげると、アクセントになります。着こなしの幅も増えますのでオススメです。
同じ生地を使用したベストも一緒にオーダーしていただきました。
雰囲気も大きく違いますね。
この記事を書いたのは「木村駿平」
筆者「木村駿平」について
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某ファッション学校にて、レディースオートクチュールのパターン作成、縫製を専攻。
卒業後、「俺のTailor」に入社。
奥深い紳士服の世界に刺激を受けながら、日々勉強中。
趣味はワークアウト。自分のオーダースーツが着れなくなるほどの体型変化に気がかりながらも
週に3回トレーニングに費やす。サプリメント中毒者。