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仕立て屋の提案

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洋服において、男性の選択肢は狭いと言われます。

しかしだからこそ奥深いと考え、私達は着手であるお客様のパーソナリティを最大限に引き出す一着を仕立てる事に集中します。

かつて人々を魅了する数々のアートを生んだミラノ郊外の小さな町『ORENO』の様に、お客様にとっての唯一無二の存在になれる事を祈って。

この記事は「仕立て屋の提案」カテゴリーの記事

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高級スーツの手縫いとマシンメイド

俺のTailor埼玉県川越市のオーダーメイド専門店『俺のTailor』です。あなたのキャラクター、体型を最大限に活かした飽きのこない”リアルクローズ”をお届けいたします。 スーツだけじゃなく、シューズや新郎衣装等も取り扱っております。

高級スーツの手縫いとマシンメイド

私自身、お店で取り扱いのある生地の説明の時に、「〇〇(ブランド名)のジャケットやスーツなどでもこの生地が使われています。」という説明をしてしまいます。

「高級ブランドにも使用されるような、信頼のある、とてもよい生地です」と言った意味合いでご説明しておりますが、高級ブランドのスーツには随所に、そのブランドならではのこだわりがあります。

ブランドネーム自体が価格を高めているというのもあるようですが、そのブランドの絶対的なこだわりに、憧れや信頼があるからこそだと考えます。

ボタンホールなどを手で縫い、マシンメイドとハンドメイドを組み合わせて仕立てるのが、ヨーロッパなどの高級紳士服ブランドのスーツで多く見られる仕様です。

Tailor

ハンドメイドとマシンメイドの縫い方の違い

ここでマシンメイドとハンドメイドの違いを触れたいと思います。

最初から最後まで、

まずひとつが、ハンドメイドのスーツの多くが、縫製の最初から最後の最終フィッティングまでほとんど一人の人間が対応するということです。

「その人専用の仕立て」ができ、よりそのお客様の体を把握し、フィットすることができます。

使用する糸の長さ

もう1つに「糸の長さ」というものがあります。

ミシンを使用したことがある方はわかるかもしれませんが、ミシンは生地を縫い合わせる際に、通常上糸と下糸を使用します。

下糸ではボビンに糸を巻きミシンの下に入れます。

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手縫いの場合、上糸下糸は無く、布の上から下まで一本の糸を使用し縫っていきます。

様々な縫い方が存在しますが、直線を縫う通常の縫い方はこのような糸の動きとなります。E4B8A6E381BFE7B8ABE38184

図を見て比べるとわかりますが、単純に縫ったところの糸の長さが、ひと針につき生地の厚みの半分ずつ違ってきます。

これがハンドメイドとミシンメイドの違いの一つです。

ハンドメイドでもミシンは使う

ハンドメイドの方が、糸を長く使用しているので、縫い目が若干リラックスしており、柔らかい風合いを生みます。

さらに、体に対しての生地の動き方なども、糸の縫い方具合で変えることが可能です。

体は平面ではなく曲線ですので、縫う強さ加減などを調節し、平面な生地を曲線に仕立てることができます。

ハンドメイドならではの縫い方は他にもありますが、直線の部分などは実は、ミシンも使用します。

一方でマシンメイドは、、、

マシンメイドのスーツの仕立て

一人の職人さんが縫うよりも、、、、

さて、俺のTailorでは、国内でも実力のある工房にてミシンなどによるマシンによる縫製と職人さんの手によるハンドワークを多用して仕立てております。

マシンを操作する人間には熟練の技術が必要なので、それぞれのパーツをそれぞれの職人さんが専門で縫うという「分業制」というものがあります。

袖をつける職人さんはこの人。ボタンをつける職人さんはこの人、といった具合です。

つまり、その部分を縫う技術は、誰よりも多く経験しています。

単純に、一人のお客様に対し、一人の職人が縫うという頻度よりも、かなり多くその部分を縫うことになり、技術が洗練されていくことがわかるはずです。

実際に仕立て上がってくるスーツやジャケット、スラックスのクオリティはとても高いです。

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さらにマシンによる縫製にいたっても国内に何台もない様な設備を設ける事でその性能は非常に高く、上糸下糸を使えど、生地そのものの風合いを崩すことはありません。

体の曲線を反映したい部分は、、、

さらにハンドメイドでも見たように、体の曲線を表現したい場合は、当店の職人さんたちには手縫いで仕上げていただく箇所も数多く存在します。

このように体の曲線部分は、糸の縫い方を変えたり、アイロンなどで平面の生地を立体的に仕上げたりと、非常に技術の高い仕立てが見られます。

技術の進歩による変化

最近ではAIの発達により、人間の手が入らなくなってしまう業界もあると常に話題になっています。

手縫いならではの技術も、さらに進化することにより機械では不可能だった風合いを作り出す日も遠くないでしょう。

先日撮影のため行った古き良き時代の空気が残る小江戸川越。

歩きながら、今後テーラーに必要とされるものは一体なんなのかと考えさせられました。

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フィッター 木村駿平

某ファッション学校にて、レディースオートクチュールのパターン作成、縫製を専攻。

卒業後、「俺のTailor」に入社。

奥深い紳士服の世界に刺激を受けながら、日々勉強中。

趣味はワークアウト。自分のオーダースーツが着れなくなるほどの体型変化に気がかりながらも
週に3回トレーニングに費やす。サプリメント中毒者。

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