雑談
洋服において、男性の選択肢は狭いと言われます。
しかしだからこそ奥深いと考え、私達は着手であるお客様のパーソナリティを最大限に引き出す一着を仕立てる事に集中します。
かつて人々を魅了する数々のアートを生んだミラノ郊外の小さな町『ORENO』の様に、お客様にとっての唯一無二の存在になれる事を祈って。
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洋服において、男性の選択肢は狭いと言われます。
しかしだからこそ奥深いと考え、私達は着手であるお客様のパーソナリティを最大限に引き出す一着を仕立てる事に集中します。
かつて人々を魅了する数々のアートを生んだミラノ郊外の小さな町『ORENO』の様に、お客様にとっての唯一無二の存在になれる事を祈って。
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2017/10/12
子供の頃から電気屋さんに入ると、一日中見て歩いていられるくらい家電などが好きでした。(細かい使い方などは詳しくはないです)
音楽が好きなので、特にスピーカーなどの音響の家電を見るのが多いのですが、最近興味深いお話を聞いたので一つ。なんとスーツの生地を使用した製品があったそうです。
みなさん「LINN(リン)」というオーディオメーカーご存知ですか?
私のいつか乗りたい憧れの車は「アストンマーティン」なのですが、そのカーオーディオも担当しているメーカーです。イギリスの英国王室御用達ブランドでもあり、本社はスコットランドにあります。先日、僕が秋冬用のスーツ生地が入荷した話をしていると、オーディオの詳しい知人が「スーツの生地を使ったスピーカーがあったはず」という情報をくれたというわけです。
“ Tailored Speaker” 「オーナーのお好みに合わせ仕立てるスピーカー」というコンセプトだそうです。数年前に発売していた製品らしいのですが、テイラーであり家電好きな私にとって、とても魅力的なものでした。
このスピーカー、好みに合わせてスピーカ全体を覆うカバーを変更できるというもの。このカバーは通常10種類ほどから選ぶことができましたが、リリース後の様々なコラボレージョンも注目されたそうです。
そこでコラボレージョンしたのがスーツ生地の名門「DORMEUIL(ドーメル)」、そしてジャケット生地などでおなじみ、スコットランドの「ハリスツイード」です。
使用されたドーメルのシリーズはSEDUCTION(ゼダクション)と呼ばれるシルクやカシミア、リネンを使用したサマージャケット用の生地だそうです。ハリスツイードの生地はツイードのヘリーボーン柄。なんとも温かみのあるスピーカーになりますね。
贅沢な生地使いですね。ドーメルやハリスツイードの着せ替えの生地だけでも数万円するでしょう。そんな魅力的なスピーカー、一体おいくらなんでしょう。
全然桁が違いました。さすがLINN。最高級モデルなどはなんと250万するものもあるそうですよ。。。アストンマーチンに入っているだけありますね、、、スーツ生地がテイラーだけでなく、全然違う業界でも活躍していることを知りとても驚き嬉しく思いました。
そんな「ドーメル」の生地を使用してのスーツも当店で仕立てられます。200万円のスピーカーの気分を味わえますよ。。。違いますね笑。当店でも人気の生地ブランドですが、オーナーや私も個人的にとても好きなドーメル。ファブリックのテキスタイルデザイナーは女性だそうで、なんとも上品な風合いが特徴です。仕立て上がりの良さも素晴らしいです。
高級オーディオでも使用される最高級生地ブランドドーメル、身にまとうだけで、ヨーロッパの気品さが溢れてくるようです。
この記事を書いたのは「木村駿平」
筆者「木村駿平」について
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某ファッション学校にて、レディースオートクチュールのパターン作成、縫製を専攻。
卒業後、「俺のTailor」に入社。
奥深い紳士服の世界に刺激を受けながら、日々勉強中。
趣味はワークアウト。自分のオーダースーツが着れなくなるほどの体型変化に気がかりながらも
週に3回トレーニングに費やす。サプリメント中毒者。