雑談
洋服において、男性の選択肢は狭いと言われます。
しかしだからこそ奥深いと考え、私達は着手であるお客様のパーソナリティを最大限に引き出す一着を仕立てる事に集中します。
かつて人々を魅了する数々のアートを生んだミラノ郊外の小さな町『ORENO』の様に、お客様にとっての唯一無二の存在になれる事を祈って。
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洋服において、男性の選択肢は狭いと言われます。
しかしだからこそ奥深いと考え、私達は着手であるお客様のパーソナリティを最大限に引き出す一着を仕立てる事に集中します。
かつて人々を魅了する数々のアートを生んだミラノ郊外の小さな町『ORENO』の様に、お客様にとっての唯一無二の存在になれる事を祈って。
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2017/11/29
服装史における記述の多くは、古代ギリシャから始まっています。
アテネが繁栄した紀元前5〜4世紀になると人物を描いた資料が多く現れてくることから、この時代の装いが古代ギリシアを代表とする服装となっていることがわかります。
基本となる衣装は、一枚の布を体に巻きつけて、紐や留め具(ピンやブローチ)で抑えるというもの。シンプルな服装ですが、体にそって布にドレープやひだが加わると独特の美しさを生み出しました。
古代ギリシアでは、この衣装をクラミュス、キトン、ペプロスなどと呼びました。衣装に使用されたのは自然色のウールで布端に色の線を織り込まれた例もあります。
今日、スーツに置いても「ドレープのうつくしさ」を語られることがあります。スーツにおけるドレープというのは、ジャケットの胸から、ウエストまでに生まれる曲線のことです。品質の良い生地と、縫製における技術、そしてテーラーでの採寸がこの美しいドレープを生み出します。
古代ギリシアの彫刻などからは、体にまとった布のドレープを通して肉体の美しさが表現されていることがわかります。体を美しく見せることのできる服とは、まさにスーツに共通する点です。
防寒性や肌を守る意味ももちろんありますが、毎日着るものにはこだわりたいという方が多いと思います。スーツにおいても同じことで、ビジネスマンの方が、こだわることのできる大きなアイテムの一つです。
古代ギリシアの人々が、洋服にドレープを作るという「服を着ることに求めた美しさ」の考えは、今日まで続いているのですね。
この記事を書いたのは「木村駿平」
筆者「木村駿平」について
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某ファッション学校にて、レディースオートクチュールのパターン作成、縫製を専攻。
卒業後、「俺のTailor」に入社。
奥深い紳士服の世界に刺激を受けながら、日々勉強中。
趣味はワークアウト。自分のオーダースーツが着れなくなるほどの体型変化に気がかりながらも
週に3回トレーニングに費やす。サプリメント中毒者。