スタイリングテクニック
洋服において、男性の選択肢は狭いと言われます。
しかしだからこそ奥深いと考え、私達は着手であるお客様のパーソナリティを最大限に引き出す一着を仕立てる事に集中します。
かつて人々を魅了する数々のアートを生んだミラノ郊外の小さな町『ORENO』の様に、お客様にとっての唯一無二の存在になれる事を祈って。
この記事は「スタイリングテクニック」カテゴリーの記事
洋服において、男性の選択肢は狭いと言われます。
しかしだからこそ奥深いと考え、私達は着手であるお客様のパーソナリティを最大限に引き出す一着を仕立てる事に集中します。
かつて人々を魅了する数々のアートを生んだミラノ郊外の小さな町『ORENO』の様に、お客様にとっての唯一無二の存在になれる事を祈って。
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2017/09/17
今日のテーマは、スーツの中に着るシャツについて
スーツに関する書籍などを読む時、まるまる一章をシャツについての記述だったりと、シャツの存在の重要性について気付かされる時が多いです。
シャツの最優先で考えるべきものは「素材」です。アイロンをしなくて良いシャツや、記憶形状などとクールビズなどの普及で合成繊維が使われることも多いシャツ。しかしコットン100%のシャツの着心地は他には変えられないほどのものがあります。
シャツはもともと下着だったことをご存知の方は多いと思います。もっとも肌に近い皮膚感覚の衣類といっても過言ではないくらいです。シャツは「第二の皮膚」と言われることも少なくありません。
そんなシャツの素材は、できるだけ皮膚のように水分を吸収、蒸発するのに長けたものが良いとされます。それが「コットン」です。
シャツの素材、コットンについての記事はこちら
https://oreno-tailor.com/?p=9379
素材のこだわりの後は、サイズ感。ヌード寸法を測ります。スーツの中に着るシャツであればジャストサイズのものが基本です。もちろんきつすぎない程度で、ゆとりの大きさはお客様のお好みで変更もできます。
既製品のシャツは首のサイズで合わせたりするので、やっぱりどこかが大きかったり小さかったりしてくると思います。オーバーサイズのシャツはジャケットの下に溜まりやすく、不自然なシワもできるので見た目もよろしくないでしょう。
またスーツを正しく着るのにはシャツの袖の長さも重要なものになってきます。
スーツのそで丈は、シャツの袖が1センチから2センチほど見えるものが正しいとされていて、シャツの袖が短すぎたりするとスーツのそで丈があっていても正しくきれなくなります。
袖の長さは少し長めに設定して、カフスを締めている時に手首に当たり止まるよう、シャツ袖の長さを設定することで、いつでも決まった正しい袖の長さにできます。
クールビズでシャツとパンツだけのスタイルで過ごされる方などは、シャツの丈も気になるところです。
クラシックスタイルが回帰して来ている最近、パンツの股上が高くなるスタイルも多く見られます。シャツの丈の長さも、着る服に応じて変えていくべきです。
お仕事、プライベート、どちらでも着れるようにというご注文なら、ミディアム丈を。お仕事のみで常にシャツはパンツにタックインにしているという方は長めを。
カジュアルにシャツをアウトで着られる方には、スクエアの裾か、当店オリジナルでスッキリ着れる仕様のものをご用意しています。
普段毎日来ているシャツ、オーダーメイドのものを気になられたらご連絡ください。シャツの生地もたくさんご用意してますのでゆっくり選べるようにご予約くださいませ。
この記事を書いたのは「木村駿平」
筆者「木村駿平」について
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某ファッション学校にて、レディースオートクチュールのパターン作成、縫製を専攻。
卒業後、「俺のTailor」に入社。
奥深い紳士服の世界に刺激を受けながら、日々勉強中。
趣味はワークアウト。自分のオーダースーツが着れなくなるほどの体型変化に気がかりながらも
週に3回トレーニングに費やす。サプリメント中毒者。