オーダーメイドで味わう「グッドイヤーウェルト製法」
グッドイヤーウェルト製法とは
グッドイヤーウェルト製法と聞いてピンときた方、、靴好きですね!!
革靴の製法の一つで「グッドイヤーウェルト製法」というものがあります。ハンドソーン・ウェルテッドと呼ばれる手縫いの製法を元に、それを機械化し確立した方法です。
革靴の本場イギリスだけでなく、アメリカやイタリア、日本においても本格志向のブランドでは必ずと言っていいほど採用されている製法。
当店でご好評のオーダーメイドシューズもこの「グッドイヤーウェルト製法」で作られています。
グッドイヤーウェルト製法の特徴
そんなグッドイヤーウェルト製法の特徴として「耐久性・耐水性」「履くごとに馴染む」「重さ」「ソール交換」などがあります。
複雑な縫合による耐久性
シンプルな縫合であるマッケイ製法や接着剤で貼り合わせるセメント式などと比べ、グッドイヤーウェルト製法はとても丈夫です。
靴の内部、外側には隙間を作らないため、耐水性にも優れています。
履くごとに馴染む靴底
またグッドイヤーウェルト製法の革靴には、靴底にコルクがたっぷりと敷き詰められています。当店のオーダーメイドの靴にはそれに加え、革クズが入れられています。手作りの時代には革クズの代わりに、松脂とかの接着剤を混ぜて靴内部のクッション材としていたそうです。
このように靴底にコルクと革クズを入れることにより、履いて歩くたびにコルクが沈み、持ち主の足裏の形に変形していき、フィット感が増していきます。
きつめのフィッティングから生まれるフィット感
さらに若干キツめのサイズ感に設定することで、履いていくと革が足の形に伸び、これもまたフィット感が増していくことになります。これはグッドイヤーウェルト製法の堅牢な作りという特徴がなくてはできないフィッティング方法です。
振り子のように足を前に送り出す重さ
グッドイヤーウェルト製法の短所としてよく挙げられるのが、堅牢な作りによる重さです。しかしこの重さは振り子のような役割をし、足を前に送り出してくれます。先ほどのフィッティングがあってこそなので、オーダーメイドかつグッドイヤーウェルト製法ということで短所を長所に変えることができます。
オールソール交換が可能なため、半永久的に使用できる
嬉しいのがウェルトを挟み、直接縫合されていないアッパーとアウトソールのためグッドイヤーウェルト製法の革靴はソールの取り外しが簡単なことです。ソールが磨り減った場合は靴底全体を新たなものに付け替える「オールソール交換」が可能なため、アッパーの手入れさえ怠らなければ半永久的に着用できます。
以上がグッドイヤーウェルト製法の長所、特徴となります。
オーダーシューズで味わうグッドイヤーウェルト製法
もっとも言われる短所としてコストの高さがありますが、当店では価格は38,000円(税抜)~。オーダーメイドとしてもグッドイヤーウェルト製法の靴としても満足して頂けるような価格設定だと思います。
グッドイヤーウェルト初心者の方でも、すでにお持ちの方も、オーダーメイドシューズの良さを味わってみてはいかがですか??
オーダーメイドシューズの受注開始致しました! | 俺のTailor(俺のテイラー)