コート
この記事は「コート」カテゴリーの記事
この記事は「コート」カテゴリーの記事
2020/10/26
近頃はすっかりと寒くなってきて、暖房を入れたりする事も多くなってきましたね。
当店でも今月からとても多くのご注文を頂いているオーダーコートですが、デザインに目処がついている方もそうでない方もどんな生地で仕立てようかな?と悩ましいかと思います。
例えば同じ紺系の生地で仕立てると言ってももちろん生地の生地の表情によっても仕立て上がりも様々。
店頭でスタッフから自分に似合う物を、とオススメを聞いて決めるのもテーラーの楽しみ方なのは間違いないのですが、店頭にお越し頂く前の生地選びの参考になればと今日はブログにしてみました♪
最後には今季入荷のおすすめ生地もご紹介しますので、是非ご覧頂ければと思います。
まずご紹介したいのは高級オーダーコートの定番、カシミアコートのご紹介です。
カシミアは軽くて暖かい素材の定番、仕立てあがりもカシミアならではの細い繊維からくるツヤっぽさがあり、高級感があるのでやはり人気です。
こちらはカシミア100%で仕立てたクラシックな顔立ちのダブルのチェスターコート。
遠目に見ても軽そうですが、実際に羽織ってみるとその軽さに驚かれる方も多いかと思います。
取り扱いに少しだけ注意が必要ですが、男なら一度は持ってみたいコートの定番なのではないでしょうか。
カシミア100%ですと予算としては10万円〜となりますが、カシミアが混紡されたウールカシミア等でしたら手にとり易いものも多いかと思います。
ちなみに、一頭のカシミアヤギから取れるカシミアは150g〜250gと言われておりコートを仕立てるのに20〜30頭分の毛が使われています。
続いてご紹介するのはやはり定番のウール素材から。
こちらはカノニコ社のメルトンで仕上げたダブルのチェスターコート、目が詰まっていてしっかりとした質感のメルトンはちょっとやそっとでは駄目にならないので働くビジネスマンの強い味方とも言える素材です。
続いてこちらはFOX BROTHERS社のフランネルで仕立てたシングルのチェスターコート。
こちらもウール100%で前出のメルトンとほとんど感じは近いですが、ややフランネルの方が薄く柔らかい素材と思って貰えれば大丈夫かと思います。
続いて、今季の仕立て上がりの写真をまだ撮っていないので生地のサンプルの写真ですが、ビーバー仕上げのコートもカシミアの様な光沢感があって人気です。
カシミアの様な光沢感がお好きな方はこちらの素材もオススメです。
こちらはハリスツイードで仕上げたシングルのチェスターコートです。
スーツの上に着るにはややカジュアル過ぎますが、ジャケットスタイルや、プライベートなどでもお好きな方にはオススメの素材となっております。
毛足の長いハリスツイードも定番ですが、もっとアーバンルックな毛足の短いツイードも数多くございます♪
なんと言っても今季大注目はFOXのカセンティーノ♪
初めから毛玉だらけ(笑)、とも言えるカセンティーノですがイタリアのトスカーナで織られる伝統的な素材で、その表情は唯一無二です。
ファッション祭典、PITTIでもカセンティーノコートは度々見られます。
最後にインパクトばっちりのカセンティーノをご紹介しましたが、皆様はどのコートが気になりましたでしょうか?
是非、店頭でもオーダーコートのご相談を頂ければと思います♪
この記事を書いたのは「倉持悠也」
筆者「倉持悠也」について
倉持悠也をSNSでフォローするならこちら
大学卒業後勤めた会社で上場、倒産、新会社の立ち上げという激流に流されたTwenties。
自ら城を築くべく、「俺のTailor」を立ち上げる。
しかし、経営者の道のりこそ激流だと気付いたRecentry。
趣味はサーフィン、出来れば南の島で時の流れに身を任せたい。