最強の繊維!羊の毛『ウール』の特徴とは?
最強の繊維!羊の毛『ウール』の特徴とは?
最強の繊維『ウール』の持つ6つの素晴らしい特性
時代が変わって技術が格段に進歩しても、洋服作りにおいて重要な役割を担っているwoolという最強の繊維。
その驚きの特徴にはどんなものがあるのでしょうか?
実はこれ、紳士道には必見の内容です!
是非ご覧下さい。
1.水をはじき、湿気を吸収する
ウールの衣服は小雨をはじき、汗をかいてもサラッとしています。
これは、ウールの表面の膜が水をはじき、ごく細かい孔が湿気を通すためです。
また、『スケール』と言われるキューティクルが湿気により開閉して湿気の吸収・放出を繰り返しています。
2.冬暖かく、夏涼しい
縮れ(クリンプ)があるため、ウールは体積の60%もの空気を含みます。
この優れた断熱材が外気の暑さ・寒さを遮断します。
実際に住宅の断熱材としも有名ですね。
3.型くずれしにくい
ウールの衣服は着用後ハンガーに掛けておくだけで元のカタチに戻ります。
これは、クリンプがウールに抜群の弾力性を与えているためです。
伸長率は30%もあり、引き伸ばしてもすぐに元に戻ります。
4.燃えにくい
ウールは火をつけても、すぐに焦げた黒球ができて燃えなくなります。
髪の毛などと同じタンパク質でできているからです。
5.染めやすく、色落ちしない
アミノ酸が19種類もあるのでどの染料にもなじみ、また吸湿性が高いため染料が充分に浸透します。
6.汚れにくく、消臭機能と抗菌機能もある。
水をはじくので、汗による汚れがなかなか付着しません。
また常に適度な湿気を含んでいるので静電気がおきにくく、ほこりがつきにくい性質があります。
また、ウールを使って開発された『臭わない靴下』『洗わなくても良いシャツ』がある程の消臭機能と抗菌機能があります。
ウールは臭いの元となるバクテリアの繁殖を防ぎます。
いまだに取って代わるものがない最強の繊維だった。
これだけの性能備わっていて、人間が作り出す化学繊維がいまだにウールに取って代わるものがないのもなにか神秘的とも言えるかもしれません。
濡れた状態での摩擦に弱かったり、容易に自分では洗濯出来なかったりしますがメンテナンスと使い方次第では当然長持ちしてくれるウール。
スーツを大切にしたくなる気持ちがより一層強くなりますね。
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